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ネイルサロン開業時に使える助成金について!開業独立支援に役立つ情報まとめ

ネイルサロン開業時に使える助成金について!開業独立支援に役立つ情報まとめ

仕事・キャリア

ネイルサロンを開業したいけど資金の不安がある……、といった思いを抱える方は少なくありません。

そういったときの助けになるのが、国などが提供している助成金の制度。条件を満たし申請が通れば、金銭的な支援を受けることが可能です。

そこでここでは、ネイルサロン開業時に役立つ助成金制度についてご紹介いたします。

助成金とは

助成金とは、国や地方公共団体や民間団体などから支給されるお金のこと。

自身が経営するネイルサロンで要件を満たした上で、所定の様式に沿って申請すると原則、助成金が給付される制度です。ちなみに助成金の場合、後日のお金の返済は不要です。

様々な助成金の種類

助成金には様々な種類があり、国や団体などが支援したい内容によって申請内容やもらえる金額が分かれています。以下では、目的別に助成金制度の概要をまとめています。

1、人を育てる活動を支援してもらえる助成金

キャリアアップ助成金

アルバイトやパートの方々など、いわゆる非正規雇用や有期雇用などの条件で雇っている人たちのキャリアアップを促進するためのもの。正社員化や処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成されます。

助成の内容は大まかに2つに分かれており、正社員化を支援するコースと、処遇改善を支援するコースになります。

コースや詳細な条件によって、助成される金額は違いますが、例えば有期雇用の人材を正社員にした場合、1人当たり57万円助成されるといったものです。

参考サイト:厚生労働省 -キャリアアップ助成金

人材開発支援助成金

雇用している従業員の方々のスキルアップなどを促進するためのもので、教育や訓練を実施した事業主に対して助成されます。

助成の内容は、条件によってさまざまで2022年時点では8コース設けられています。

助成される金額の例としては、就業中にネイルに関する専門的な知識や技術を習得させるための訓練を実施した場合、経費や訓練期間中の賃金の一部が助成される、といったものです。

参考サイト:厚生労働省 -人材開発支援助成金

2、雇用の幅を広げる活動を支援してもらえる助成金

トライアル雇用助成金

助成金により相互理解を推進するなどして、雇用の機会を創出することが目的とされており、様々な理由で安定した就業が困難な状態である人たちを、ハローワーク等の紹介により、一定期間試行雇用した場合に助成されます。

ネイルサロン開業時に使える助成金について

助成される金額の例は、条件にあったシングルマザーの方にハローワーク経由で就業していただいた場合、最長3カ月の間、月5万円が助成されるといったものです。

参考サイト:厚生労働省 -トライアル雇用助成金

特定求職者雇用開発助成金

トライアル雇用助成金よりも限られた条件の方々を雇用する際に助成される制度。また、一部ではトライアル雇用助成金と併用することもできます。

助成される金額の例は、条件にあった高年齢者の方にハローワーク経由で就業していただいた場合、年間で60万円が助成されるといったものです。

参考サイト:厚生労働省 -特定求職者雇用開発助成金

地域雇用開発助成金【特定地域限定】

特定地域で、ネイルサロンの設置・整備を行い、併せてその地域に居住する求職者等を雇い入れる場合、設置整備費用や対象労働者の増加数に応じて、助成される制度になります。

助成される金額の例は、各種条件はありますが、サロンの設置でかかった費用と雇い入れた人の数に応じて、一人当たり数十万円が助成されるといったものです。

参考サイト:厚生労働省 -地域雇用開発助成金

3、特定の条件で支援してもらえる助成金

両立支援等助成金

育休や介護休業、不妊治療のための休暇の際、円滑な取得や職場復帰の支援を行う事業者に助成される制度になります。

例えば、育休時に一人当たり28.5万円が助成されます。

参考サイト:厚生労働省 ‐事業主の方への給付金のご案内

若手・女性リーダー応援プログラム助成事業【都内限定】

都内商店街の活性化を目的としてり、女性や若手男性が都内商店街で実店舗を新規開業する際に、必要な経費の一部が助成されます。

例えば、該当する都内商店街でネイルサロンを開業する際、整備や広告費に対して最大400万円、店舗賃料のうち月最大15万円が助成されます。

ネイルサロン開業時に使える助成金について

また、併用はできませんが、商店街起業・承継支援事業での助成金もあります。

なお、こちらの助成事業は条件にあったとしても採択されない場合があり、申請の期間が決まっている助成金制度になっています。

参考サイト:公益財団法人 東京都中小企業振興公社 -若手・女性リーダー応援プログラム助成事業

助成金の注意点

ご紹介した助成金ですが、利用する際は注意が必要です。

例えば、助成金は後払いのため、申請してすぐに助成金がもらえません。そういったことから、最低限の自己資金が必要となります。

また、申請の際の事務処理や、申請するための知識、条件にあった事業設計・計画が必要となるので、場合によっては申請しないほうが良いということもあり得ます。助成金を利用する際は、しっかりとした計画をたてることをおすすめします。

ネイルサロンを開業する際に活用できると助かる助成金制度はさまざまです。検討の際は必ず参考サイトにいき、最新の情報をご確認ください。ご自身にあった制度が見つけられたら、ぜひ活用してみてください。

■ネイルサロン開業について、こちらの記事もご参照ください!

『ネイルサロン開業までの段取り・流れは?いつから何をすればよいのかチェック項目まとめ』

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※キャリエールネイルスクールは、東京都内(新宿・立川)、神奈川県(横浜)のネイルスクールです。

金子 実由喜

この記事の監修者

金子 実由喜

  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)副理事長
  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)名誉本部認定講師
  • 株式会社オーガスタプロデュース代表取締役
  • 公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)副代表理事
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