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ジェルネイル検定初級について

ジェルネイル検定初級について|筆記・実技試験の合格率から独学での可能性、免除制度について解説

資格

ジェルネイル検定初級(JNAジェルネイル技能検定初級)は、ジェルネイルの基礎的な知識と技術の証明につながる検定試験です。衰えないジェルネイルの人気を受け、取得を考える方も少なくないでしょう。

そこでここでは、ジェルネイル検定初級について解説していきます。受験資格から年間スケジュール、合格率、試験の詳しい内容までまとめました。

効率的な勉強方法や取得後のプランが気になる方も必見です!

ジェルネイル検定初級について

ジェルネイル検定初級とは、NPO法人日本ネイリスト協会(JNA)が主催する検定のひとつ。初級・中級・上級の3つのグレードがあり、初級は最も初心者向けです。

ネイルケアのベーシックマスターと、ジェルネイルを施術するために必要な基礎的知識と技術の習得を基準としています。

ジェルネイルに特化した内容となっているため、ジェルネイルの施術を強みにしたい方なら、ぜひ取得しておきたい検定です。

ジェルネイル検定初級の受験資格

ジェルネイル検定初級は、義務教育を修了していればどなたでも受験可能です。ネイルの知識や経験は不問のため、これから本格的にネイルを始める方も合格を目指しやすいでしょう。

ジェルネイル検定初級のスケジュール

ジェルネイル検定初級は、年に2回、午前と午後に分けて1日2回実施されます。例年6月と12月の土曜日が試験開催日程にあたり、当日の3~4か月前が試験申込期間です。

2024年の実施スケジュールは以下の通り。

試験開催日程試験申込期間
2024年6月上旬2024年2~3月
2024年12月上旬2024年8~9月

ジェルネイル検定初級の合格基準

ジェルネイル検定初級の合格基準は、筆記・実技試験ともに100点満点中80点以上です。実技試験には、テーブルセッティングやモデルの爪の状態などの事前審査も含まれます。

ジェルネイル検定初級の合格率

ジェルネイル検定初級の合格率は、公式サイトでは公表されていません。とはいえ、おおよそ70%程度といわれており、受験者のうち約7割が合格を果たすことが分かります。

ジェルネイル検定の免除制度について

ジェルネイル検定初級には、実技試験の第一課題であるネイルケアおよび筆記試験が免除される制度があります。免除対象は、以下の通り。

【実技試験(ネイルケア)免除】

  • JNECネイリスト技能検定3級以上
  • JNAネイリスト技能検定国際試験3級以上

【筆記試験免除】

  • 前回または前々回の試験で「筆記試験のみ合格」の方

なお、免除制度を受けるためには、合格証書(ディプロマ)に印字されている合格認定番号および筆記試験合格時の受験番号が必要です。申込時に忘れず入力しておきましょう。

ジェルネイル検定初級の試験内容

ジェルネイル検定初級は大きく分けて、事前審査と実技試験、筆記試験の3つがあります。以下で詳しい内容と手順をチェックしていきましょう。

■事前審査=制限時間15分

事前審査でチェックされる内容・手順は、以下の通りです。

ジェルネイル検定初級について

・テーブルセッティング&消毒管理
・モデルの爪もしくはトレーニングハンドの状態

テーブルセッティングでは、試験に必要な用具・用材が正しくセットされているか、品名ラベルは適切に貼られているかを審査されます。

実技試験は第1課題のネイルケアからですが、第2課題用のジェルネイル用品ライトの用意も必要です。

また、ウェットステリライザーにウッドスティックやピンセットをはじめとする4つの用具がきちんと入っているかどうかで、衛生面における配慮も見られます。

モデルは15歳以上の男女で、爪および周囲の皮膚に疾患がないことが条件。試験1週間前からネイルケアを断ち、前日までに両手にカラーポリッシュを塗布する必要があります。

トレーニングハンドを使用する場合は、JNA公式サイトで公開されている規定を確認のうえ持参しましょう。

■実技試験 第1課題=制限時間30分

実技試験の第1課題で審査される内容・手順は、以下の通りです。

・手指消毒
・ポリッシュオフ
・ファイリング
・キューティクルクリーン

ネイルの基礎テクニックであるネイルケアを、両手10本に対し、手指消毒を含め【ポリッシュオフ → ファイリング → キューティクルクリーン】の順で行っていきます。

ジェルネイル検定初級について

手指消毒は指先や指間までしっかり行い、エメリーボードを使用しラウンドに整えてきます。フリーエッジは長くても5mm以下に収めてください。

キューティクルはプッシュバック・プッシュアップを適切に行わなければなりませんが、ストーンプッシャーやセラミックプッシャーは使用禁止のため使うと失格です。

メタルプッシャーを使用し、正しく進めていきましょう。

■実技試験 第2課題=制限時間60分

実技試験の第2課題で審査される内容・手順は、以下の通りです。

・手指消毒
・ポリッシュカラーリング
・サンディング
・ジェルカラーリング
・アート(ピーコック)

再度の手指消毒の後、左手の5本にポリッシュカラーリング、右手の5本はサンディングから始まりジェルカラーリングを施していきます。いずれもベースから塗布し、カラーを2度塗りしてからトップを重ねて仕上げてください。

さらに右手の中指には、指定のカラージェルに映えるアートを施します。なお、ジェルの仕上げには、ノンワイプタイプであっても未硬化ジェルを必ずふき取る必要があるため覚えておきましょう。

■筆記試験=制限時間30分

ジェルネイル検定は初級を含め、マークシート方式で行います。

初級はネイルに関する基礎知識が問われる内容で、出題範囲は以下の通りです。

  • 「衛生と消毒」
  • 「爪の構造(皮膚科学)」
  • 「爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)」
  • 「ネイルケア・ジェルネイルの手順」

ボールペンやサインペンは使用できないため、シャープペンシルや鉛筆、消しゴムを持参しましょう。なお、先述の通り、合格基準は100点満点中80点以上です。

ジェルネイル検定初級は独学で合格可能?

ジェルネイル検定初級は、独学でも十分合格を目指せます。

ネイルの知識や経験がまったくないと簡単とはいえませんが、義務教育を修了していれば受験資格があり、受験者の約70%が合格していることから考えても、独学で合格できる見込みは少なくないでしょう。

以下では、どんな方が独学でも合格に近づけるのか解説していきます。

■趣味でジェルネイルをやっていて、知識や経験がある程度ある方

セルフネイルが趣味で、日頃から自分でジェルネイルを施術しているという方は、ジェルネイル検定初級に独学で合格できる見込みがあるといえます。

初級ではネイルケアをはじめ、ジェルネイルの基礎を問う内容がほとんどです。知識や手順がある程度身についているのであれば、合格は遠くないでしょう。

■過去にネイリストとして働いていた経験がある方

ジェルネイル検定初級に独学で合格できる確率が高いのが、過去にネイリスト経験がある方です。

ジェルがメインという違いはありますが、ポリッシュの技術が問われる部分もあり、合格するのにそこまで苦労しないでしょう。

ジェルネイル検定初級について

さらに、JNECネイリスト技能検定試験に合格していれば、ネイルケアなど出題範囲で被る部分があるうえ、実技試験の一部が免除されます。うまく活用してみてください。

■勉強時間が十分に確保できる方

ネイルの知識や経験がいまいち浅かったとしても、勉強時間がしっかり確保できるのであれば、独学でも合格の確率は高まります。

市販の問題集や教材を購入し、実技試験対策には繰り返しレッスンを行いましょう。友人や家族にモデルになってもらうと、本番さながらの条件でできるためおすすめです。

ジェルネイル検定初級に合格するための勉強方法

ジェルネイル検定初級はそこまで難しくないとはいえ、合格するためには適切な勉強方法を選択する必要があります。

ジェルネイル検定初級について

そこで次に、合格を目指すうえでより効果的な勉強方法と、意識すべきポイントをご紹介します。

■問題集を繰り返し解く

ネイル関連の検定では実技試験を重視しがちですが、筆記試験の対策も大切です。30分の試験時間内にすべて解けるよう、問題集を繰り返し活用しましょう。

なお、ジェルネイル検定初級に対応する問題集は、JNAから発行されています。実技試験のテクニックを確認できるDVD教材もあるため、あわせてチェックしてみてください。

■時間配分を意識して練習を行う

実技試験の合格ライン突破のカギは、時間配分にあります。特に第2課題の実技試験は60分あり、時間内にポリッシュとジェルカラー、ジェルアートを施さなければなりません。

ジェルアートは指1本分ですが、初級の実技試験の中では難関です。最後に時間が足りないとならないよう、各工程にかけて良い目安時間を定めておくことをおすすめします。

■モデルをつかった実践練習をする

実技試験にモデルを連れて行くなら、事前にモデルの爪でレッスンをしておくと安心です。自分の爪でも施術はできますが、試験当日の感覚に慣れておくと余裕が生まれます。

当日お願いするモデルの爪が借りられなくても、友人や家族など、人の爪でレッスンできるよう予定を組んでおきましょう。

■60時間以上練習時間を設ける

ジェルネイル検定初級に本気で合格したいなら、できるだけ十分なレッスン時間を設けてください。たとえばJNA認定校では、初級合格までに60時間以上の時間をかけることを推奨しています。

上達具合や元からの知識・技術は個人差があるため一概にはいえませんが、ネイル技術がある程度ある方でも、推奨時間を切らない方が無難でしょう。

■ネイルスクールで学ぶ

ネイルの腕や経験によっては独学でも目指せるとお伝えしましたが、効率よく合格まで進めたいなら、ネイルスクールに通うことを検討してみてください。

ネイルの総合的な知識と技術が習得できるうえ、ジェルネイル検定初級の対策コースを設けているスクールもあります。

プロの講師が直接指導してくれて、わからないところはすぐに質問でき、同じ目標を持った仲間がいることでモチベーションも維持しやすいでしょう。

JNA認定校! キャリエールネイルスクールのコース一覧はこちら

■ジェルネイル検定初級に合格した後はどうする?

プロのネイリストを目指しているのであれば、ジェルネイル検定初級の次を見据えた行動がカギです。他にも役立つ資格があるため、目標の設定し直しを検討してみてください。

ジェルネイル検定初級について

そこで最後に、ジェルネイル検定初級に合格後の推奨ルートをお伝えします。

■ジェルネイル検定初級以外に資格がない場合

ジェルネイル検定初級の他にネイル関連の資格を持っていないのであれば、まずJNECネイリスト技能検定の3級と、ジェルネイル検定中級の取得を目指してみてください。

初級を取得したことでジェルネイルの基礎知識は習得したことになりますが、ネイルサロンへの就職には十分とはいえません。

加えて、JNECネイリスト技能検定は、ネイリストを志すうえで必須ともいえる資格となります。ぜひ取得を検討してみましょう。

■ネイリスト技能検定3級を取得している場合

既にネイリスト技能検定3級を取得している場合は、JNECネイリスト技能検定2級ジェルネイル技能検定中級試験への挑戦がおすすめです。

JNECネイリスト技能検定2級の取得は、採用基準に設定しているサロンも多く、就職に有利です。ジェルネイル検定中級もまた、サロンワークにおける重要な知識と技術を習得できたことの証明になります。

ちなみに先に2級を取得しておけば、中級における実技試験の一部が免除されるため、まずはJNECネイリスト技能検定2級の合格から目指してみてください。

ジェルネイル検定初級はネイリストとしてのはじめの一歩

ジェルネイル検定初級は、ジェルネイルの基礎的な知識と技術を問う内容です。年2回開催され、義務教育を終えていれば受験資格があります。試験内容は2部制の実技試験と筆記試験に加え、15分間の事前審査です。

実技・筆記試験ともに合格基準は80点以上ながら合格率は約7割と、難易度は比較的低めといえます。ネイルの知識や経験がある程度あれば挑戦しやすく、独学でも合格の見込みはあるでしょう。

ただし、合格には十分な時間確保とモデルでの実践レッスンが必要。ネイルの知識がそこまでないなら、効率的に学べるネイルスクールも検討してみてください。ジェルネイル検定初級は就職には物足りませんが、ネイリストとしての第一歩となってくれるでしょう。

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※キャリエールネイルスクールは、東京都内(新宿・立川)、神奈川県(横浜)のネイルスクールです。

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金子 実由喜

この記事の監修者

金子 実由喜

  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)副理事長
  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)名誉本部認定講師
  • 株式会社オーガスタプロデュース代表取締役
  • 公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)副代表理事
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