指や自爪の形で似合うネイルが決まる?形別おすすめネイルデザイン紹介
技術・デザイン
指先をおしゃれに見せるネイルですが、いまいち自分に似合っていない気がする……。そんなことを思った経験がある人は少なくないのではないでしょうか。
装飾の違いはもちろん、実は自爪や指の形にも似合う・似合わないを左右するカギが隠れています。
そこでここでは、自爪や指ごとの似合う爪の解説から、おすすめのネイルデザインまでご紹介します。自分にしっくりとはまるネイルを見つけて、すてきな指先を手に入れましょう。
知っておきたい爪の形!スタンダートは5種類
はじめに、ネイルの形にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
代表的なネイルの形は、大きく分けて次の5種類です。
・スクエア
・スクエアオフ
・ラウンド
・オーバル
・ポイント(アーモンド)
それぞれ形が違うだけでなく、全体的な雰囲気もまったく異なります。具体的な形を含め、どのような印象に仕上がるのかぜひ注目してみてください。
角のあるデザインが存在感たっぷりの「スクエア」
四角の意味合いをもつ「スクエア」は、まるみを残さない角張ったラインが際立つタイプ。長さのあるほぼ平行に切りそろえた先端部分が、思わず目を惹く印象的な手元に仕上がります。
ネイルをとびきり目立たせたい人や、ストーンなどの装飾を多くつけたい人は候補に入れましょう。
爪の形を「スクエア」に整える方法
スクエアへの整え方は以下の通りです。
(1)長さを整える
(2)サイドラインをまっすぐに整える
(3)反対側のサイドラインをまっすぐに整える
※爪の角を落とすとスクエアオフになってしまうため要注意です。
甘さと辛さの兼ね合いが絶妙な「スクエアオフ」
「スクエアオフ」は、四角いシルエットが特徴的な「スクエア」の角を削ったバージョンです。同じく平行の先端部分が存在感を放ちながら、角もないためほどよくやわらかな印象に見えます。
長いネイルに憧れるけれど大胆さは抑えたい、そんな人は注目してみてはいかがでしょうか。
以上の5つのほか、全部で10種類以上のネイルの形が存在します。角を残しつつ指先に向けて細くなるまるでバレリーナの足のような「バレリーナ」や、90年代のファッションにマッチする先が鋭く尖ったロングタイプの「スティレット」など、実に多彩です。
パーティーなどの華やかな場では、とびきり個性的な指先に仕上げるのも良いですね。
爪の形を「スクエアオフ」に整える方法
スクエアオフへの整え方は以下の通りです。
(1)スクエアに整えたあと、角をとる
(2)反対側の角をとる
(3)左右の爪の裏の厚みの角をとる
円周の一部のようなカーブを描く爪先が上品な「ラウンド」
先端が丸みを帯びたシルエットで、円周の一部のようなカーブが特徴なのが「ラウンド」です。
指先と同じ程度のカーブを描いており、ナチュラルで品のある指先を演出します。自爪を折れにくい状態を保ちたい人や、控えめな印象を守りたい人におすすめの形です。
爪の形を「ラウンド」に整える方法
ラウンドへの整え方は以下の通りです。
(1)長さ・サイドラインをストレートに整えたあと、角から中心に向かってカーブをつくる
(2)さらに中心に向かって、滑らかなカーブに整える
(3)反対側もサイドラインから中心に向かって、滑らかな左右対称のカーブに整える
すらっと長い指先を叶える「オーバル」
楕円形や卵型という意味をもつ「オーバル」は、その名のとおり卵のようなやや縦長のシルエットが特徴。
角が丸くなっている点では「ラウンド」と同系統ですが、少し長さがありすらりとした印象を醸し出します。指を自然に長く見せたい人や、きれいめな雰囲気をまといたい人にぴったりのタイプです。
爪の形を「オーバル」に整える方法
オーバルへの整え方は以下の通りです。
(1)長さを整えたあと、中心に向かって卵型になるように、側面から先端中央につなげる
(2)反対側も同様に、中心に向かって卵型になるようにつなげる
(3)左右対称のカーブになるようにバランスを整える
※爪の角を落としすぎるとポイント(アーモンド)になってしまうため要注意です。
鋭い縦長ラインが大人っぽい「ポイント(アーモンド)」
「ポイント」は、爪の中心にあたる先端部分が尖ったタイプのことです。ナッツ類のアーモンドに形が似ていることから、別名「アーモンド」とも言われています。
鋭い先端が縦長のラインを強調し、ゆるやかながら大胆さも表現。シャープで魅惑的な印象や、大人っぽい指先を叶えたい人は見逃せないタイプです。
爪の形を「ポイント」に整える方法
ポイントへの整え方は以下の通りです。
(1)長さを整えたあと、中心に向かってシャープになるように、側面から先端中央につなげる
(2)反対側も同様に、中心に向かってシャープになるようにつなげる
(3)左右対称のカーブに整える
※サイドラインは中心に向かってシャープなカーブを描くようにしましょう。
自爪の形や状態で選ぶネイルタイプ
なりたい雰囲気や見た目はもちろん、自爪の形・状態に注目することも重要です。
自爪の大きさや形状ごとに似合う爪の種類が存在します。爪や指をしっかりと観察しつつ、自分にぴったりのタイプを見極めましょう。
自爪が平べったい>>「スクエア・スクエアオフ」
指のボリュームが少なく平べったい自爪には「スクエア」や「スクエアオフ」がもってこいです。角がシャープな「スクエア」は、のっぺりとした印象にメリハリをプラス。
また、どんな自爪にもなじみやすいのが鋭さと丸さのバランスがとれた「スクエアオフ」です。平たい先端部分が衝撃を分散させるため、折れやすい自爪や長持ちさせたい人にも好適です。
自爪が大きめ>>「ラウンド」
「ラウンド」は、つい主張の強い手元に見えがちな大きめの自爪におすすめ。少し凝ったデザインにするだけでも目立ちやすいため、短く切り揃えることで大きさをコンパクトに見せます。
また、手全体が大きく見えてしまったり、男性的なイメージがつきまとったりするといった部分もカバー。
おのずとマニキュアを塗る面積が狭まるため、必要以上に派手な印象になるといったことも抑えられ、ナチュラルな雰囲気に仕上がります。
自爪が小さめ>>「オーバル」
ネイルが目立ちにくい小さめの自爪には「オーバル」が向いています。丸みを帯びた卵形が、小さめの自爪にさりげなくなじみます。
ネイルを施すスペースが狭いといった物理的なことのほか、「全体的に手がぽっちゃりして見える」「指が太く見えがち」などのお悩みにも対応。
自爪が自然と伸びたような、わざとらしくない品のある指先に導きます。
自爪の横幅が広め>>「ポイント(アーモンド)」
横幅が広めの自爪にぴったりなのが「ポイント」です。ややたくましく見えがちなところを、シャープな形の先端部分がほっそりとした手元を演出します。
根元から先端にかけて自然と細くなるシルエットが、どこか指が太く見えてしまうというお悩みもフォロー。ただし、尖った先端は欠けたり引っかけたりしやすいため、手作業が少ない人におすすめします。
似合わせネイルデザインを紹介
自爪ごとのおすすめタイプが判明したものの、カラーやデザインはどんなものが似合うのか分からないという人も多いでしょう。
以下では、爪の種類別に似合うネイルデザインを紹介します。マニキュアやパーツ選びの参考にもしてみてくださいね。
「スクエア」に似合うネイルデザイン
クールな雰囲気漂うスクエアは、大人っぽいデザインがよく似合います。
ブラックやディープブルーなど引き締めカラー1色仕上げのほか、ゴールドのパーツや少し角ばったストーンなどを乗せてみるのもひとつの手。指ごとにまったく違うデザインを施して、よりエッジの効いた印象を狙いましょう。
リッチな指先になる大理石ネイルもおすすめです。
「スクエアオフ」に似合うネイルデザイン
大人っぽさとやさしさが調和するスクエアオフは、あまり華美な装飾を施さずナチュラルなアレンジを堪能するのがコツです。
素肌に溶け込むようなヌーディーカラー1色塗りや、クリアネイル・ベージュ系のグラデーションネイルなどがおすすめ。ストーンを使いたい場合は爪の根本付近に少しだけあしらい、控えめな光を放たせるのがスクエアオフ流です。
「ラウンド」に似合うネイルデザイン
短めで清潔な印象のラウンドには、1色塗りやグラデーションでシンプルに仕上げるのがおすすめ。ラメやスタッズを乗せる際は、先端部分にさりげなくあしらうとバランスがとれますよ。
オフィスシーンでは、肌なじみのよいカラーやくすみカラーでおしとやかに。爪の面積が狭いため目立ちすぎず、休日には鮮やかなカラーを塗るのも良いですね。
「オーバル」に似合うネイルデザイン
卵型でやさしい雰囲気のオーバルは、どんなデザインもマッチするので自由度の高いアレンジが楽しめます。
爪全体に植物のアートを施したり、大きめのパーツを乗せたりと思いのまま。クリーンな印象を保ちつつ、遊び心も散りばめられるのが醍醐味です。
縦のラインがやや強調されるので、偏光パールのデザインネイルも映えるでしょう。
「ポイント(アーモンド)」に似合うネイルデザイン
先端にいくにつれて細くなるポイントは、すらりとした印象を活用して豪華に仕上げるのがぴったり。
ストーンやラメで飾るのはもちろん、長さがあるためグラデーションネイルも濃淡が目立ちやすくメリハリのついた指先に。
薄めの色を塗れば自爪を活かしたすらりと長い指を演出でき、落ち着いた色は指を引き締めて見せますよ。
似合わせネイルでおしゃれのモチベーションアップ
一見同じ風に見える爪でも、それぞれがまったく異なる持ち味を持っています。
ネイルが浮いて見えると思っていた人は、今一度自爪や指先の形を見つめ直し、自分に合った爪やデザインをチョイスしましょう。
コーディネートと調和するネイルは、目が行くたびにうれしい気持ちにさせてくれますよ!
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キャリエールのコース&カリキュラムについて、詳しくはこちらのページをご覧ください。
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※キャリエールネイルカレッジは、東京都内(新宿・立川)、神奈川県(横浜)のネイルスクールです。
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この記事の監修者
金子 実由喜