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ジェルネイルの正しい保管方法!長持ちさせる6つの方法とNG保管方法

ジェルネイルの正しい保管方法!長持ちさせる6つの方法とNG保管方法

その他

つや感たっぷりの指先に仕上げることができるジェルネイルですが、正しい保管方法をご存知でしょうか。

施術の手順はしっかり覚えたけれど、保管には力を入れていないという人も多いもの。そこでここでは、ジェルネイル長持ちさせる正しい保管方法を紹介します。

前半では保管におけるNG方法にも触れるため、ジェルがすぐダメになってしまう人も要チェックですよ。

ジェルネイルは保管が肝心!

久しぶりに使おうと手にとったジェルネイルが、以下のような状態になっていた経験はないでしょうか。

・ジェルが固まってドロドロになっていた
・ボトルに中身が漏れ出ていてベタベタ
・フタが開けづらい

これらが起こる原因として、保管方法の間違いが考えられます。空気に触れると酸化するデリケートなジェルは、保管の質がもはや命取りに。正しい保管方法なしに、お気に入りの一本を美しく使いやすい状態に保つことは困難です。

使い終わったあとも気を抜かず、慎重な保管がジェルネイルを長く楽しむ秘訣ともいえます。

間違ったジェルネイルの保管方法

はじめに、間違ったジェルネイルの保管方法をお伝えします。

せっかくのジェルが使い物にならない、なんてことを防ぐためぜひ事前に把握しておきましょう。

窓際や照明器具のそばに置く

UV・LEDライトを照射して硬化させるジェルネイルは、ライトと同じく太陽の光や照明器具に含まれる紫外線にも反応してしまいます。

そのため、日当たりのよい窓際や蛍光灯の真下などでの保管は、ジェルが固まってしまうリスクが大きくなるため厳禁です。

ジェルネイルの正しい保管方法!長持ちさせる6つの方法とNG保管方法

加えて、外気との距離が近い窓際は温度変化も頻繁に起こります。

冷房を効かせた室内も、窓際だけは暑いままとなり、暖房を効かせたときも同様です。そのような温度変化はジェルの品質に影響を及ぼし、温度変化により気圧も変動して中身が漏れ出すリスクもあるのです。

透明の容器での保管

光で劣化しやすくなるカラージェルは、容器の色にも配慮が必要です。容器が透明の場合、硬化のリスクが高まるうえに温度変化の影響も受けやすい状態になります。

濃い色付きの容器に入っているものがベスト。とくにカラージェル同士を混ぜ合わせて自作カラーを作る人は、劣化しにくい仕様になった専用の容器をチョイスしましょう。

寝かせた状態or倒れる危険性のある場所への収納

気圧変動を受けやすい繊細なジェルネイルは、寝かせての保管や倒れる危険性のある場所での保管は避けたいところ。

もし口がしっかり閉まっていなかったり、ボトルにジェルが付着したままだったりすると、周囲を汚してしまうこともあるかもしれません。

通常のポリッシュなどと違い、専用のクリーナーを使わないとなかなかべたつきが取り切れないジェルの後始末は、想像以上に大変です。片付けに苦労することに加え、中身を無駄にしてしまうことにも繋がってしまいます。

正しいジェルネイルの保管方法6つ

次に、正しいジェルネイルの保管方法を紹介します。

間違った保管方法を避けるとともに、正しい方法を知っておくことが、ジェルネイルを長持ちさせる決め手となるでしょう。

ジェルネイルの正しい保管方法!長持ちさせる6つの方法とNG保管方法

⑴日の当たらない涼しい場所で保管する

太陽の光や温度変化が大敵のジェルネイルは、直接的な光が当たらない涼しい場所での保管が基本です。

引き出しや棚の中など、なるべく温度が一定に保たれる場所がベスト。ポリッシュと同じように、冷蔵庫に入れておくのもひとつの手です。

冷蔵庫保管を選ぶなら、食料と一緒に入れないで済む小さめの専用冷蔵庫を備えておくのもおすすめですよ。

⑵ボトルに付着したジェルはよく拭き取る

施術の際に付着したボトルの液は、しっかり拭き取ってから片付けましょう。もしジェルがついたまま保管すると、ずっとべたべたが残って不快なうえ、万が一紫外線を浴びて固まってしまったときにも厄介です。

エタノールなどを使い、ジェル塗布用の筆と一緒にお手入れしておくと、次回の施術がスムーズに始められるでしょう。

⑶ジェルが漏れないよう立てておく

倒れるとこぼれる可能性のあるジェルは、真っすぐに立てて保管することが基本です。

ほかの道具に紛れて雑な扱いにならないよう、しっかり分けて据え置けるボックスやトレーに固定。同じく慎重に保管したいコスメやスキンケアアイテムと一緒に置いておくのもおすすめです。

底には、万が一に備えて、汚してもよいシートなどを敷いておくとより安心でしょう。

⑷ジェル容器に付属するアルミは剥がす

ジャータイプの容器には、フタを開けるとアルミの内蓋のようなものが付属しています。この内蓋はつけておく方がしっかり保存できるイメージがあるかもしれませんが、完全に剥がしておくことが鉄則です。

内蓋があることで容器に隙間ができ、そこから外気が入り込んで劣化することも。もし剥がしにくい場合はハサミで切りましょう。

⑸施術時はダストの舞わない環境で

少しのことで劣化や硬化してしまう繊細なジェルは、施術を行う環境にも配慮することをおすすめします。

ジェルネイルの正しい保管方法!長持ちさせる6つの方法とNG保管方法

掃除が行き届いていない場合、ホコリなどのダストが容器に入って質が落ちることも。劣化を招くだけでなく、ジェルを塗布した爪に付着しても、せっかくの仕上がりを妨げます。

ジェルを施術する空間は、常に清潔な状態に保つよう意識しましょう。

⑹使用期限内に使い切る計画を立てる

ジェルネイルには使用期限が設けられており、期限内に使い切れるよう計画することも大事です。

未開封の状態で3年ほど持ち、開封後は約1年以内に使い切ることがベター。ただし、期限内であっても粘度が必要以上に高くなったり、変色や異臭が発生したりすれば品質が損なわれている証拠です。

質の落ちたジェルは爪トラブルの元にも。ボトルを清潔に保ち、正しい保管場所・方法を実施したうえで、使用期限を守るようにしましょう。

正しい保管でお気に入りのジェルを長く使おう

少しの間違いで使い物にならなくなるジェルネイルですが、正しく保管すればフレッシュな状態を保ちやすくなります。

施術が終わるとおざなりになってしまう片付けの工程も、しっかり気を配ってジェルの鮮度をキープ。お気に入りのジェルをより長持ちさせて、気分もコスト面の効率もアップさせましょう。

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金子 実由喜

この記事の監修者

金子 実由喜

  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)副理事長
  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)名誉本部認定講師
  • 株式会社オーガスタプロデュース代表取締役
  • 公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)副代表理事
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