再注目のスカルプネイルとは?特徴やジェルネイルとの違いも解説
技術・デザイン
ネイルサロンでメニューを見たとき、ジェルネイルと並んで目にするスカルプネイル。ネイルは好きだけれど、実はよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
今やジェルネイルが主流となりつつありますが、プロフェッショナルなネイルを手にできるのがスカルプネイルなのです。
そこでここでは、スカルプネイルについて紹介します。特徴やジェルネイルとの違いをはじめ、スカルプネイルがどんな方におすすめかも解説していきます。
スーパーロングネイルに一度は挑戦してみたい方も、ぜひチェックしてみてください。
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スカルプネイルとは
スカルプネイルとは、アクリルリキッドとアクリルパウダーを混ぜたものから作る人工爪(つけ爪)の一種のことです。
通称スカルプといわれるスカルプネイルですが、正式名称は「スカルプチュアネイル」や「アクリルスカルプチュアネイル」。ネイル業界では「アクリルネイル」とも呼ばれ、長さ出しの施術になくてはならない存在です。
今でこそ人工爪といえばジェルネイルのイメージが先立ちますが、以前はこちらのスカルプネイルが主流でした。当時は施術料金が高めでしたが、最近ではリーズナブルに提供するネイルサロンも出てきたことから、再び需要が高まっているのです。
スカルプネイルの特徴について
スカルプネイルは、デザインの自由度が高いことが大きな特徴です。
ジェルネイルより自爪への密着性が高く、衝撃を受けても折れにくく高強度なことが持ち味。主に長さ出しや自爪の補強などを含む、デザイン性の高さが人気です。
■スカルプネイルのメリット
スカルプネイルのメリットは、先述した通り強度が優れていることです。少しぶつかっただけでは折れず、憧れのロングネイルもきれいな状態で長く保てます。
また、長さはもちろん、好きなタイプの形にできることも利点。自爪ではバランスをとるのが難しい、先端が細い・角のあるアーモンドやスクエアといった形も容易に再現できます。
自爪の上に形成するため、深爪やショートネイルなど自爪の形を問わないことも魅力です。
■スカルプネイルのデメリット
自爪に負担がかかってしまうことが、スカルプネイルの懸念ポイント。
スカルプをしっかり密着させるためには、ネイルファイルで自爪をしっかり削る必要があります。さらにオフする際にも削らなくてはならないうえ、スカルプネイルをセルフでオフするのは困難です。
ネイルサロンで専用の溶剤を用いてオフしてもらいましょう。施術後は、ダメージを受けた自爪や周辺の皮膚をきっちりケアしておくことをおすすめします。
スカルプネイルとジェルネイルの違いを解説
次に、混同されがちなジェルネイルとスカルプネイルの違いを3つ紹介します。それぞれの違いを知って、自分が望むスタイルを探してみてください。
⑴使用する材料
スカルプネイルでは、アクリルリキッドとアクリルパウダーを混ぜたミクスチャーというものを使用します。
一方、ジェルネイルで使用するのはアクリル樹脂。ミクスチャーはアクリル特有のにおいがするものの、アクリル樹脂はほとんど無臭という違いもあります。
⑵ネイルの長さと形
強度の高いスカルプネイルは、スーパーロングネイルの施術も楽々です。
しかし、ジェルネイルではハードジェルでも1cm程度の長さ出しが限界。形を作ることにおいても、自爪をベースにするジェルネイルよりスカルプネイルの方が優秀です。
長さを出しやすい分、さまざまな形にアレンジして思い通りのネイルを叶えられます。
⑶テクスチャ
高強度なスカルプネイルに対し、ジェルネイルは柔軟性があるのが持ち味。ジェルネイルのほうが伸びやかでつけ心地も軽やかですが、反面スカルプネイルを均一に広げるためには慣れとコツが必要です。
とはいえ、リフトのしにくさや折れにくさはスカルプネイルのほうが優れているといえます。テクスチャに関しては、ネイルの技術やシーンに応じて選ぶとよいでしょう。
⑷施術料金・付け替え時期
アクリルネイルはジェルネイルより、施術料金が高めに設定されています。さらにネイルオフもセルフでは難しく、サロンに通う費用はある程度の想定が必要です。
付け替えの時期は3週間から1か月ほどと大差はありませんが、少しだけアクリルネイルのほうがサイクルは早め。健やかなネイルを保つためにも、サロン通いの日程と費用は確保しておきましょう。
スカルプネイルはこんな人におすすめ!
長さ出しに向く高強度のスカルプネイルは、以下のような人におすすめです。
・すらりと長いロングネイルを手に入れたい
・凝ったデザインに仕上げたい
・深爪や自爪が小さいなどネイルに悩み・トラブルがある
・ネイルの技術が一定以上ある
スーパーロングネイルにも対応するスカルプネイルは、長さをたっぷり出したい人は試してみる価値ありです。さらに形を自由に決められるため、いつもとひと味違ったネイルに仕上げたいパーティーネイルやハレの日のネイルにもぴったり。
丈夫で衝撃に強いネイルのため、ふんだんに装飾を施したこだわりのデザインにも仕上げられます。
さらに、自爪の形を問わずに施術できるため、深爪や元の爪が小さい人にもうってつけ。噛み癖があって自爪がガタガタといったトラブルもカバーできます。
スカルプが自爪を覆って補強するため、噛むことなくきれいな状態のまま自爪を伸ばせますよ。
いいところ尽くしのスカルプネイルですが、爪に乗せると数秒で固まってしまうためスピード感が求められます。セルフの場合は手早く形を整えられるだけの、ネイルの技術を持っている人におすすめ。
ミクスチャーの形成に根気よく練習を重ねられる方にも、ぜひチャレンジしていだきたいネイルです。
スカルプネイルでおしゃれなロングネイルに挑戦!
長さをしっかりと出した、とびきりおしゃれな指先を演出できるスカルプネイル。施術には少しのコツが必要ですが、特別な日にぴったりのロングネイルが手に入ります。
自爪が短くても施術でき、薄くなった自爪を補強する役割もこなしますよ。スカルプ初心者の人は、練習を繰り返してきれいでデザイン性に富んだネイルを目指しましょう。
スカルプネイルについてもっと学びたいなら、信頼できるネイルスクールがおすすめです。
CARRIERE(キャリエール)はJNA(NPO法人日本ネイリスト協会)認定校。各レベル・目標に合わせたネイルコースが揃っています。
キャリエールのコースとカリキュラム内容について、詳しくはこちらのページをご覧ください。
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※キャリエールネイルカレッジは、東京都内(新宿・立川)、神奈川県(横浜)のネイルスクールです。
この記事の監修者
金子 実由喜