ネイリスト技能検定試験2級について|試験概要と試験に向けての注意すべき点
資格
プロのネイリストとして信頼性を高める資格のひとつが、「公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(略称JNEC)」が主催する「ネイリスト技能検定試験」。
ベーシックな3級とは異なり、プロフェッショナルなネイリストとしての知識と技術が求められるネイリスト技能検定2級は、まさにプロのネイリストとして活躍するために必須の資格です。
また、次ステップの1級を受験するためには2級取得が受験資格条件となっているため、トップレベルのプロのネイリストを目指すのならば2級取得に挑戦しなくてはいけません。
そこでここでは、「ネイリスト技能検定試験2級」について見ていきましょう。
ネイリスト技能検定試験2級の試験内容
ネイリスト技能検定試験2級の試験内容は、大きく実技試験と筆記試験に分かれます。
JNEC公式サイトによると、2級は「サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術及び知識」の証となります。
■合格ライン:
・実技試験・・・50点満点のうち38点以上
・筆記試験・・・100点満点のうち80点以上
■受験資格:ネイリスト技能検定試験3級取得者のみ受験可能
■試験会場:オフィシャル試験会場
■スケジュール:春、夏、秋、冬の年4回
実技試験
■事前審査10分(5点配分)・・・テーブルセッティング・消毒管理、モデルの爪の状態
■所要時間
・前半35分・・・ネイルケア
・後半55分・・・チップ&ラップ、カラーリング、ネイルアート
(3級と同じく)ハンドモデルは15歳以上の、皮膚疾患のない方なら男女不問です。ただし、その他の条件もあるため、詳しくはネイリスト技能検定試験公式サイトをご確認ください。
実技試験の内容の概要
【前半】
①ネイルケア(両手10本)
・手指消毒
・ポリッシュオフ
・ファイリング
【後半】※順不同
①チップ&ラップ(左手人差し指)
②カラーリング(①③以外の8本)
・カラーリング(ナチュラルスキンカラー、二度塗り)
・トップコート
③ネイルアート(右手人差し指)
・フラットアート(テーマ有)
・トップコート
所要時間(前半35分、後半55分)以内に、以上の工程を全て終了しなければ失格となります。後半の「チップ&ラップ」「カラーリング」「ネイルアート」は好きな順番で行うことができるため、時間配分に注意しつつご自分がやりやすい順番で行うように事前に決めておきましょう。
なお、実技試験は減点方式のため、「実技採点基準」を公式サイトなどで確認し、どの部分に注意すれば減点対象とならないかを事前にチェックすることをおすすめします。
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筆記試験
■所要時間35分
・出題形式:択一問題、マークシート
・出題内容:ネイルの歴史、衛生と消毒、爪の構造(皮膚科学)、爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)、ネイルケアの手順、リペアの種類及びチップ&ラップの手順、その他実践的施術全般、プロフェッショナリズム、など
2級取得でプロのネイリストへ!
基本の3級とは異なりグッと難易度が上がる2級(合格率はおよそ40%台)は、多くのネイルサロンの求人条件にもされるため、取得すればプロのネイリストとして活躍できる機会が広がります。
トップレベルのネイリストの証である1級を目指して、まずは2級取得でプロネイリストの第一歩を踏み出しましょう。
CARRIERE(キャリエール)はJNA認定校です。校内にて定期的に検定試験を実施中!
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この記事の監修者
金子 実由喜