ささくれ改善方法!ささくれの原因とケア対策方法まとめ
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気づけばできている指先のささくれ。痛みはもちろん、ネイルを綺麗に見せるためにもケアしたい存在です。
そこでここでは、ささくれができる原因や、簡単にできるささくれ改善・予防方法をご紹介します。ささくれがよくできる方、季節によってできる方など、ぜひチェックしてみてください。
ささくれとは
爪周りの皮膚が部分的にむけて、はがれてしまっている状態のこと。関西では「さかむけ」とも呼ばれます。
また、爪の横にできるささくれは、「小爪」とよばれており、皮膚ではなく爪。乾燥した爪のいちばん端から細く裂けている状態です。
これを引っ張ったり抜こうとすると、痛みが生じたり血が出たりする場合があるので、注意が必要です。
痛みの原因
ささくれができる原因は大きく2種類あり、環境や手をつかった作業に関わる外的要因と、栄養バランスや血行不良などの内的要因に分かれています。
外的要因
まずは、ささくれができやすくなる外的要因について見ていきましょう。
1、乾燥
乾燥すると、手先の肌が刺激に弱くなります。そのため、通常は反応しないような少しの刺激や衝撃でもささくれができやすい状態になるのです。
そのため、特に寒い季節にささくれができやすいのは、空気の乾燥が影響していると考えられます。
2、洗剤やアルコール
洗濯や食器洗い、洗髪などで使用する洗剤の刺激により、爪周りの皮膚が乾燥し、ささくれができる要因になっています。
また、手が冷水につかり血行が悪くなることも、ささくれができる要因ともいわれており、食器洗いなどには注意が必要です。
手洗いのほかに、最近では頻繁にアルコール消毒を行う機会が増えてきています。この消毒を繰り返すことで指先の水分や皮脂がアルコールによって奪われ、皮膚が過剰に乾燥した結果、ささくれができやすくなっていることも挙げられます。
3、スマートフォンやキーボードの摩擦
スマートフォンの画面をタップしたり、PCのキーボードをつかい続けていたりすると指先が刺激され、摩擦によって乾燥し、ささくれができやすくなります。
内的要因
次に、ささくれができやすくなる内的要因について見ていきましょう。
1,血行不良
偏った食生活や、寒さにより指先に送られる血液の循環が悪くなり、栄養がいきわたらなくなった結果、ささくれができやすくなります。
2、栄養不足
栄養のバランスが偏ると肌荒れが起こるのと同様に、皮膚を作るのに必要な栄養素であるたんぱく質やビタミン・ミネラル類が不足すると、ささくれが生じやすくなります。
ささくれ対処方法
ささくれができてしまった場合、根元から爪切りやニッパー、ハサミ等で切るようにしてください。
指で引っぱって取りたくなりますが、無理にはがそうとすると健康な皮膚まで傷つけたり、出血したりするリスクがあります。傷ができると雑菌が入り、炎症を引き起こすこともあるため、ささくれを無理に引っ張るのは避けましょう。
予防・改善方法
では、日常的にどのようにしてささくれを予防・改善すればよいのか、見ていきましょう。
1、保湿を心掛ける
水仕事や手洗い、入浴後など、水やお湯に触れた後は、ハンドクリームやネイルオイル、ローションなどで爪先まで保湿するように心がけてください。
また、冬の季節や空調がついた室内は空気が乾燥しがちです。しっかりと指先を乾燥から守りましょう。
なお、ハンドクリームなどを選ぶ際、ささくれを改善するためにはビタミンE配合のものがおすすめです。保湿効果が高く、血行を促進する効果も期待できます。
【ビタミンE配合のハンドクリームを使う】
ささくれ対策用のハンドクリームなどを選ぶ際は、ビタミンE配合のタイプがおすすめです。数あるビタミンのなかでも保湿効果が高く、血行を促進する効果も期待できます。
ささくれを何度も繰り返しているなら、ビタミンEだけでなく、ビタミンCやビタミンB2などが入った保湿剤も検討してみましょう。
【指の根元から先端に向かってクリームを塗る】
今あるささくれを悪化させたくないなら、ハンドクリームを塗る方向にも注意してください。
爪の根元から指先に向かって塗布するのが基本です。逆に塗ってしまうと、ささくれをめくってしまうことにつながるため注意しましょう。
【ハンドマッサージをする】
血行不良が原因でささくれができているなら、ハンドマッサージが有効です。
たっぷりのハンドクリームを全体に塗り広げ、指先まで丁寧にもみほぐしましょう。乾燥が気になる場合は、マッサージ後に手袋をはめて保湿を強化するのもおすすめです。
マッサージをするタイミングとしては、寝る前のリラックスタイムがぴったり。手指だけでなく身体までポカポカとし、眠りやすくなるでしょう。
【こまめにハンドクリームを塗る】
ハンドクリームを塗る習慣をつけるのも、ささくれの予防・悪化には大切です。
「塗るのをつい忘れてしまう」という方は、目の届く範囲にハンドクリームを置くようにしてみてください。携帯用のポーチに一つ入れておくと、外出先でのケアにも役立ちますよ。
2、食器洗いはゴム手袋などを使用する
洗剤やお湯によって皮膚に必要な油分まで流されないために、食器洗いの際は必ずゴム手袋などを着用しましょう。
3、水分はきちんとふき取る
皮膚が濡れたままになっていると、皮膚の水分も一緒に蒸発してしまいます。素手で水に触れた後は、しっかりと余分な水分をふき取りましょう。
なおその際は、やさしくふき取るように心がけてください。強く拭いてしまうと、それが原因でささくれになることもあります。
4、手袋を着用する
冬場の乾燥した空気や風は皮膚を乾燥させます。また、ささくれの原因は血行不良ともいわれているため、外出時はできるだけ手袋を着用することを心がけましょう。
5、食生活に気を付ける
皮膚を作る栄養分を意識して食事をすることを心がけましょう。
爪の元になるたんぱく質が豊富な大豆や肉、魚。健やかな皮膚を作ってくれるビタミン類が含まれる緑黄色野菜などを意識して食べることは、ささくれの予防につながると言われています。
6、マッサージや運動をする
適度な運動やマッサージを行うことで、指先の血行不良が解消され、ささくれ予防につながります。
7、十分な睡眠を確保する
睡眠が不足していると、ささくれの原因につながります。
睡眠不足は血行不良を引き起こすだけでなく、睡眠時に吸収するはずの栄養も十分に吸収できず、結果的に肌ダメージの修復がうまくできなかったり、健やかな肌細胞を作れなくなったりするためです。
8、熱いお湯で入浴しない
お湯は手指に必要な油分を奪ってしまうため、入浴もほどほどの温度で済ませるのがベターです。
ささくれをできにくくするための理想の温度は、40℃程度。熱めのお風呂が好きな方も、ささくれを対策したいならこの温度を守りましょう。
ささくれ対策には保湿が第一!
普段の何気ない小さな行いの積み重ねが、ささくれを引き起こす原因になっていないか見直してみてはいかがでしょうか。
まずは指先を乾燥させないように保湿ケアを心がけて、ささくれの心配のない健康で美しい指先を守っていきましょう。
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この記事の監修者
金子 実由喜