JNAジェルネイル技能検定中級について｜試験概要と試験に向けての注意すべき点

2021/03/02

資格

ネイルサロンメニューで主流となっているジェルネイルの知識と技術の証として広く活用されている資格のひとつが「NPO法人日本ネイリスト協会（略称JNA）」主催の「JNAジェルネイル技能検定試験」。

初歩的なレベルの「初級」の次ステップになる「中級」は、プロとして活躍するためにはクリアすべき必携資格と言えます。

また、ジェルネイルのスペシャリストの証である上級を受験するためには、中級を取得していることが必須条件となります。そのため、今後のキャリアアップを目指すためにも、中級取得は避けては通れないと言っても過言ではないのです。

そこでここでは、「JNAジェルネイル技能検定試験中級」について見ていきましょう。

CONTENTS

1 JNAジェルネイル技能検定試験中級の試験内容
2 実技試験
3 筆記試験
- 3.1 所要時間 30分
4 中級を押さえてプロネイリストへ！

JNAジェルネイル技能検定試験中級の試験内容

JNAジェルネイル技能検定試験中級の試験内容は、大きく実技試験と筆記試験に分かれます。

受験資格は「ジェルネイル技能検定試験初級取得者」のみであり、公式サイトによると、中級は「ネイルケアとジェルネイルを施術するためにプロとしてサロンワークに必要な専門的知識と技術の習得」を目的としています。

合格ライン

実技試験（第1課題35分、第2課題85分）・・・100点満点のうち70点以上
※実技試験第1課題免除者は、第1課題終了時の状態に仕上げておくこと
筆記試験（30分）・・・100点満点のうち80点以上

受験資格

受験時にジェルネイル技能検定試験初級取得していれば受験可能

試験会場

JNA指定試験会場、もしくはJNA認定校

CARRIERE（キャリエール）はJNA認定校です。校内にて定期的に検定試験を実施中！

キャリエールの検定合格保証制度について、詳しくはこちらのページをご覧ください。
⇒【検定合格サポート】

スケジュール

年2回　※2021年は新型コロナウイルスの影響により2月分が6月に延期。

注意点

「ネイリスト技能検定2級」以上を取得していれば、実技試験第1課題が免除されるため、JNAジェルネイル技能検定試験中級を受験する前に、ネイリスト技能検定2級を受けておくことをおすすめします。

実技試験

事前審査 10分

テーブルセッティング、モデルの爪・トレーニングハンドの状態

第1課題 30分

インターバル 15分

（第２課題で使用禁止の用具の片づけ、準備）

第2課題 85分

初級と同じく、事前審査では「消毒管理」「ジェルネイル用品」「ライトの電源確認」を含むテーブルセッティングのほか、「指定商品申請用紙確認・提出」もあるため、筆記用具忘れは減点対象となります。

実技試験の内容の概要

第1課題

ネイルケア・カラーリング（左手5本）

手指消毒
ファイリング
キューティクルクリーン
カラーリング

第2課題

ジェルグラデーション（中指以外の右手4本）
ジェルイクステンション（右手中指）
ジェルフレンチカラーリング（左手5本）

※2021年現在、「ジェルオフ」「ポリッシュオフ」は、新型コロナウイルス感染症対策により対象外

「トレーニングハンド10本にナチュラルチップを装着し、ラウンドに整えておく」など、前日までに行っておくべき事前準備があるため、試験要項の見落としがないかどうか余裕をもって十分にチェックしておきましょう。

※ハンドモデルは15歳以上の、皮膚疾患のない方なら男女不問です。ただし、その他の条件もあるため、詳しくは公式サイトをご確認ください。

※2021年現在、第２課題は「モデル同伴」から「トレーニングハンドの使用」に変更されています。期間限定措置のため、詳細は公式サイトをご覧ください。

第2課題では、グラデーションの濃さが適切か（濃すぎる、薄すぎる場合は減点対象）、キューティクル側1/3を空けてグラデーションを施しているか、など、細かな点が減点対象となるため、注意しましょう。

筆記試験

所要時間 30分

出題形式：マークシート
出題内容：ネイルに関する基礎知識（衛生と消毒、爪の構造（皮膚科学）、爪の病気とトラブル（爪の生理解剖学）、ネイルケア・ジェルネイルの手順）、その他実践的施術全般、プロフェッショナリズム、など

中級を押さえてプロネイリストへ！

ジェルネイル技能検定中級は、知識・技術の証であり、信頼感のあるプロネイリストになるためには必須の資格です。

プロネイリストとして活躍できるように、合格率およそ60％の中級を入念な事前準備で確実に押さえていきましょう！