ネイリストの基本的な1日のお仕事と管理業務紹介!サロンワークで求められる業務とは
仕事・キャリア
ネイリストのお仕事と言えば、やはり一番に思いつくのがネイルの施術。ですが、実際にはより様々な業務に目を配り、経験を積む必要があります。
とはいえ、これからプロのネイリストとしてサロンでのキャリアを始めようという段階では、具体的にどのような業務が求められるのかイメージしにくいかもしれません。
そこでここでは、基本的なネイリストの1日のお仕事と管理業務について、ご紹介します。
開店時間前の準備
まずは、サロンの開店時間前の準備から始めます。
サロンとは、お客様が日常を離れてリラックスできる、特別な空間と時間を提供する場です。そのため、何よりも清潔感と癒し効果を重視した快適な空間づくりが基本となります。
開店前には床やテーブルはもちろんのこと、用具用材に汚れがついていないか、棚にホコリが積もっていないかなど、細かな点まで掃除・洗浄をして、お客様が不快に思われないように注意しましょう。
また、開店前や合間の時間に備品の在庫確認を行い、不足分は発注作業を行います。
その後、必要な用具用材を決められた場所にセッティングしたり、照明や音楽、アロマなどの準備を整えたりして、余裕を持ってお客様のご来店をお待ちします。
開店後の接客業務
お客様がご来店されたら受付をして、お荷物をお預かりし、お席へとご案内します。
施術を担当する場合は、お客様とコミュニケーションを取りながら、カウンセリングを行います。
爪やその周辺の肌のタイプや健康チェックを行った後、ネイルに関するお客様の現在のお悩みや要望のヒアリングをします。また、お客様のお好みをファッションや趣味趣向・ライフスタイルなどから総合的に汲み取り、適切にアドバイスする能力も求められます。
その後、お客様のリクエストと爪の状態に基づいた施術へと移ります。ネイリストが行う施術には、基本的に以下の4種類が挙げられます。
・ネイルケア
・カラーリング
・ジェルネイル、ネイルアート
・リペアー
施術時間の目安としては、ネイルケアやカラーリングで1時間前後、ジェルネイルやネイルアートで2時間前後です。
施術後は、お会計やお見送りを行います。その際、お客様にご自宅でのメンテナンス方法やその他注意事項をお伝えすることもあります。
お客様がお帰りになった後は、片付けを迅速に行い、次のお客様をお迎えする準備をします。
閉店後のレジ締めと後片付け
閉店後は、その日のレジ締めと後片付け、次営業日に向けての準備を行います。
具体的には、その日の売上金額の確認をし、報告事項などをまとめます。その後、掃除や洗浄・洗濯などを行います。
その他の業務
以上に挙げた業務以外にも、営業時間内外に行う業務があります。
たとえば、電話やインターネットなどによる予約の受付確認では、記入されている項目を確認し、ご来店時にスムーズな接客ができるように情報を整理します。
また、お客様にデザインの参考にしていただくための、サンプルチップを制作する業務もあります。
その他、自身のスキル向上のために、自主トレーニングを勤務時間後に行うケースも想定されます。
管理業務について
サロンスタッフのひとりであるネイリストは、ネイルの施術だけではなく、サロン運営に欠かせない管理業務に携わる必要があります。
たとえば、先述した「その日の売上金額の確認(レジ締め)」は、重要な管理業務のひとつです。売上金額を把握することは、今後のマーケティング・事業展開について考える材料にもなります。
また、サロンの「衛生管理」やお客様の「予約管理」、スタッフの「シフト管理」といった、サロン運営のベースを担う管理業務も兼任しなくてはいけないことを念頭に置きましょう。
接客業としての心得を忘れないように!
ネイリストは、ネイル施術のスキルだけではなく、接客業としてのきめ細かなサービスの提供がお客様に求められる職業です。
またサロン側からは、スタッフ間でのスムーズな業務連携が行えるように、管理業務にも積極的に取り組むように望まれることは少なくありません。
プロのネイリストとして美意識の高いお客様にご満足していただきリピーターとなっていただくために、自身のスキルアップは当然のことながら、お客様一人ひとりへのコミュニケーションを大切にしつつ、サロン全体にも目を配って心地よい空間づくりを担っていきましょう。
CARRIERE(キャリエール)ネイルスクールは、JNA認定講師が指導するJNA認定校です。
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この記事の監修者
金子 実由喜