セルフネイルの長さ出し方法!ジェル、アクリルスカルプチュア、チップオーバーレイの使い方
技術・デザイン
美しく伸びた長い爪は指を細長く見せ、またネイルデザインの幅を広げる上でも重宝するため、憧れている方は少なくありません。
ですが、セルフで長さ出しをするのは難しそうだから……と諦めていることも。そのような時は、まずはどのくらい伸ばしたいのか、理想の長さイメージを決め、それにあわせてチャレンジする施術方法を選んでみては。
ここでは、セルフネイルで長さ出しができる方法3種類についてご紹介します。
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ジェルネイルでの長さ出し
まずは、ジェルネイルを使っての長さ出し方法を見ていきましょう。
【5ミリ以下ならソフトジェル】
少しだけ長さが欲しいという人にはソフトジェルがおすすめです。他の方法に比べて自然な感じに見せることができるので自爪に馴染みやすく、アセトン溶剤で気軽にオフできるというメリットがあります。
初心者にも扱いやすく、色のチョイス次第では見た目の違和感も少なく「職場に付けていけるネイルにしたい」など、幅広いシーンに適用させたい場合に良いでしょう。
【1センチ以上ならハードジェル】
1センチ以上爪を長くしたいならハードジェルがおすすめです。ソフトジェルより強度があり、ストーンやスタッズなど重さのある3Dのデザインにも耐えられます(但し衝撃に耐えられるようしっかり硬めのゲルで固定してください)。
ハードジェルで伸ばせる長さは、自爪の3分の2程度と言われています。結婚式やパーティなど華やかな場に出る時などにぜひ試してみてください。
※基本のプレパレーション(下準備)は事前に行ってください。詳しい方法はこちら
『プレパレーションでネイルの持ちアップ!下準備の方法・手順とは』
- ジェルを塗るための土台となるネイルフォームを指に巻き付けます
- 自爪にベースジェルを塗って硬化させます
- クリアジェルを自爪先端部分とフォームとの境目から、理想の長さより少し長めに塗ります
- クリアジェルを自爪にも塗り、全体的に厚みを均一にして硬化させます
- 理想の厚みまで硬化させます
- フォームを外し、未硬化ジェルをワイプでふき取ります
- ファイルで長さや形を整えて、ダストブラシでゴミなどを取ります
- カラージェル、トップコートを塗ってそれぞれ硬化させます
後でファイルで形を整える必要があるので、伸ばしたい長さよりやや長めにクリアジェルを塗るのがポイントです。
アクリルスカルプチュアでの長さ出し
アクリルスカルプチュアとは、アクリルリキッドとアクリルパウダーを混ぜた溶剤(アクリルボール)を自爪に塗り自然乾燥させるやり方です。
塗布から3~4分で硬化するので、ジェルのような硬化ライトは必要ありません。ただし、硬化の速度が早いため素早く作業を進める必要があり、上級者向けと言えるでしょう。その分、ハードジェルよりも硬く、長い爪を形成しやすいのが特徴です。
アクリルの場合も、ジェルネイルと同じくフォームを使います。
1.ジェルネイルに比べると、少し粗めに自爪をサンディングします。
2.削った爪のカスを拭き取り消毒用エタノールなどで清潔にします
3.アクリルを塗るための土台となるネイルフォームを指に貼り付けます。
4.自爪にプライマーを塗布します。
※プライマーとは、アクリルボールをより吸着させるための接着剤のような働きをします。
5.アクリルリキッドとアクリルパウダーを混ぜてアクリルボールを作り、塗布します。硬化が早いので、ここからはスピーディーな作業が求められます。
※塗り方:筆でフォームに薄く広げながら形を整えていきます。フォーム部分が整ったら、再度アクリルボールを筆に取って、自爪にも広げて均一にします。
6.硬化がおわったら、フォームをはずしてファイルで形を整えていきます。
7.カラージェル、トップコートを塗ってそれぞれ硬化させます
チップオーバーレイでの長さ出し
チップオーバーレイとは簡単に言うと、付け爪(チップ)とジェルまたはアクリルによる合せ技です。
ジェルネイルやアクリルによる方法より簡単ですが、グルー(接着剤)をつかうため、接着力が比較的弱いのが難点。なお、チップは自分の爪のサイズにあったものを選ぶのがポイントです。
【チップの選び方】
チップを選ぶポイントは、大きさとカーブ。
自爪より小さいチップを選ぶと剥がれやすいので、ピッタリのサイズが見つからない場合は、少し大きめのチップを買い、ファイルで削ってサイズを合わせると良いでしょう。
カーブが合わないことも剥がれる原因になりますので、お湯につけて自爪のカーブに合うように整形しましょう。
【チップオーバーレイの方法】
1.自爪の長さを整えます
2.爪をサンディングします
3.チップを専用のネイルグルーで接着します
4.チップを理想の長さにカットします
5.ファイルで形を整えます
6.自爪とチップとの段差をファイルで整えます
7.ベースジェルまたはアクリルを塗って表面を整え、硬化させます
8.ファイルで表面を整えます
9.カラージェルを塗って硬化させます
ケアについて
3つ(ジェル、アクリルスカルプチュア、チップオーバーレイ)の方法についてご紹介しましたが、いずれも施術時にサンディングや接着剤などで爪に多少のダメージを与えてしまいます。
そのため、長期間付け続けることは避けましょう。また、オフした後には必ず保湿剤などで爪先をケアしてください。
ケアをしながら長さ出しを楽しんで!
爪は1日に約0.1ミリ、10日で約1ミリ伸びると言われています。比例して当然ながら長さ出しをしたネイルがさらに長くなり、思わぬ傷がついたりや剥がれることもあります。
そのため、長さ出し後は毎日きちんと爪の状態を確認し、適宜オフして爪のケアを怠らないようにしてください。正しく施術しケアすることで、美しいネイルを長く健やかに楽しめますよ!
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この記事の監修者
金子 実由喜