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爪が弱い人におすすめの栄養素・食材紹介

爪が弱い人におすすめの栄養素・食材紹介|身体の中からネイルケアで爪を強くしよう!

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手足の指先・爪は、栄養が不足すると最初にその影響が表に現れるパーツ。というのも、生命維持に必要な臓器に栄養が優先的に回されるため、体の中心から一番遠い場所にある手足の指先・爪への栄養循環は後回しにされてしまうからです。

そのため、爪が乾燥しやすく二枚爪になったり割れたりしやすい場合、栄養が身体に不足し始めているサインです。このことから、「爪は健康のバロメーター」とも言われています。

爪のケアはキューティクルオイルやハンドクリームでもできますが、やはりキチンとした食生活によって内面から爪を美しく保つのがおすすめです。

そこでここでは、健やかな爪を保つために押さえておきたい栄養素と食材についてご紹介します。

爪が弱くなる原因

まずは、爪にトラブルが起こりやすくなる主な原因について見ていきましょう。

1.栄養不足

爪は、主に「ケラチン」というタンパク質で構成されています。また、タンパク質以外に健やかな爪を作るために必要なのが、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB群など)、ミネラル類(亜鉛、鉄分など)です。

(後ほど詳しくご紹介しますが)タンパク質とビタミン類、ミネラル類は他の栄養素とも協調して働くため、これらの摂取バランスが崩れると爪に影響を与えます。

2.水分不足

タンパク質やビタミンに加えて、潤いのある爪を育てるために必要なのが水分です。

ですが、食生活によっては、思いのほか水分不足になることも。たとえばパンや麺類などの小麦粉を使った食品を頻繁に摂取している場合、身体は乾燥しやすくなります。

水分不足、乾燥しやすくなる食材

また、コーヒーやお茶などの利尿作用がある飲み物を水代わりに摂取していると、結果的に身体から水分が不足しがちになります。

3.ネイルケア不足

ネイルをしている場合、ネイルを塗布する時もオフする時も、その後で適切なケアをしなければダメージが蓄積されてしまいます。

また、ネイルをしていない時でも、手洗いや水仕事、そのほか指先を使う作業を行うことで、乾燥や衝撃によるダメージが蓄積されています。そのため、日中もこまめにネイルオイル(キューティクルオイル)などで爪まで保湿ケアをする必要があるのです。

4.ストレス

過度なストレスも、爪に悪影響を及ぼします。

ストレスがかかると血行が妨げられるとともに、爪に適切な栄養が行き渡りにくくなるのです。爪に縦線または横線が入っていたり、白い斑点が出ていたりする場合、ストレスが原因かもしれません。

■ネイルオイルについて詳しくはこちら
ネイルオイルの正しい使い方|ハンドクリームとの違いは?健やかな指先をキープしましょう!

爪に必要な栄養素

健康な爪を維持するには様々な栄養が必要です。それらとその摂取できる食材・食品をご紹介します。

【ビタミンA】

ビタミンAは皮膚や粘膜を作る栄養素で肌の乾燥を防ぎます。また、ケラチン(タンパク質)の形成にも重要な栄養素です。

■摂取できる食材:レバー、緑黄色野菜、卵黄など

【ビタミンB2】

ビタミンB2は別名「美容・発育のビタミン」とも呼ばれ、細胞の成長を促します。

■摂取できる食材:ニンジン、リンゴ、パパイヤ、ほうれん草、アスパラガスなど

【ビタミンE】

ビタミンEは血行を促進する働きがあり、強い抗酸化作用を持っているため別名「若返りのビタミン」とも呼ばれています。血中の酸素・栄養素が爪まで行き届くようになるため、健康的なピンク色の爪を育てます。

ビタミンE

■摂取できる食材:ほうれん草、かぼちゃ、アボカド、キウイ、卵、ピーナッツ、植物油など

【鉄分】

16種類ある「必須ミネラル」のひとつである鉄分。爪が割れたり爪が反ったり(=スプーン爪)するのは、主に鉄分が不足しているのが理由と言われています。

特に女性は鉄分不足による貧血になりやすい傾向があるため、爪をはじめ全身の健康のためにも、鉄分摂取を意識しましょう。

■摂取できる食材:レバー(特に豚)、牛ヒレ肉、鶏モモ肉、あさり、鮪の赤身、大豆製品など

【カルシウム】

16種類ある「必須ミネラル」のひとつであるカルシウムは、爪や骨・歯などを形成するために必須の栄養素。爪に含まれるカルシウムの成分は全体の0.1~0.2%と少ないのですが、美しい爪を作るには欠かせない栄養素です。

■摂取できる食材:大豆、小松菜、ししゃも、豆腐、乳製品など

【亜鉛】

16種類ある「必須ミネラル」のひとつである亜鉛は、細胞の代謝を促進し、若々しい肌を保ち、爪の生成も促します。

亜鉛

■摂取できる食材:豚レバー、煮干し、ココア、ごま、魚介類など

爪を強化するためにできるケア

爪に栄養をきちんと行き渡らせるためには、食事に気を付けることも大切ですが、適切なケアも欠かせません。

爪が割れるのを防ぐために、日々できるケア方法を紹介します。

【ハンドマッサージ】

血行不良による爪トラブルを防ぎたいなら、ハンドマッサージが有効です。

ハンドクリームを塗る時に、手のひらや甲だけでなく爪の周辺にもよく揉みこんでください。さらに1本1本丁寧にマッサージすると、血の巡りが良くなって割れるのも予防できるでしょう。

【ネイルオイルで保湿】

保湿はネイルケアの基本です。

特に水分不足やネイルケア不足によるダメージが気になるなら、ネイルオイルを使ってうるおいを保ちましょう。

ネイルケア

ネイルオイルは甘皮やハイポニキウムなど、周辺の皮膚にも垂らしておき、指先全体を保湿するのがおすすめです。

爪が割れるのは病気の可能性もあるので要注意!

栄養不足や水分不足などが続くと、爪の病気を招くおそれがあります。

割れる方向や状態をチェックし、必要に応じて医療機関の受診を検討しましょう。

【縦に割れる「爪甲縦裂症」】

爪が縦に割れる場合、考えられるのが爪甲縦裂症です。貧血や加齢、爪の腫瘍が原因で起こる病気で、ステロイドなどを用いて治療を行います。

爪先から根元まで亀裂が深く入ったり、ひどい痛みを伴ったりする場合も珍しくありません。

【横に割れる「爪甲横溝」】

爪が横に割れる場合、爪甲横溝かもしれません。指や爪への衝撃によって爪の根元にある爪母が傷つけられ、爪の成長が妨げられると起こります。

また、亜鉛不足や糖尿病、薬剤、乾癬なども原因になり得ると覚えておきましょう。

【表面が薄くなって割れる「爪甲層状分裂症」】

爪が薄くなり、さらに割れているのであれば、爪甲層状分裂症が考えられます。

爪の表面が薄く剥がれたり、薄くなった爪が幾重にも重なって見えたりするのが特徴。栄養不足や水分不足、爪への衝撃などが原因のため、生活習慣を正せば改善の余地はあります。

【割れやすくなる「皮膚がん」】

爪が割れるのを繰り返しているなら、爪の皮膚がんの可能性もあります。爪全体が黒ずみ、入った縦線の幅が徐々に太くなるようなら要注意。

変形を伴うこともあるため、症状が進行するようなら医療機関を受診してください。

【スプーン爪にもなる「鉄欠乏性貧血」】

いわゆる「スプーン爪」「スプーンネイル」になっているなら、鉄欠乏症貧血かもしれません。

その名の通り、鉄分不足が原因で起こる女性に多い症状。親指や人差し指、中指に見られることが多く、爪が薄くなり中央が凹んでいるのが特徴です。

食生活の根本的な見直しを

爪を健やかに育てて保つためには、食事によるバランスの良い栄養摂取は欠かせません。

もしもこれまで野菜をあまり摂取していなかったり、小麦製品が多かったり、揚げ物や砂糖の多いお菓子などを多量に摂取しているのなら、これからは意識して食材を爪に良いものに置き換えてみてはいかがでしょうか。

爪に良い栄養素は、ひいては全身の健康を維持するためにも必要な栄養素と言えます。食生活の見直しをすることで、爪も身体も健やかな状態を手に入れましょう。

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金子 実由喜

この記事の監修者

金子 実由喜

  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)副理事長
  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)名誉本部認定講師
  • 株式会社オーガスタプロデュース代表取締役
  • 公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)副代表理事
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