手肌・指のシワ改善方法!年齢肌をいつまでも若々しくキープするためには
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「年齢は手に出る」とよく言われますが、確かに手だけを見た場合、実年齢と比較して年齢が上に見えてしまうことが珍しくありません。
「まだそれほど年を重ねていないから何もしなくても大丈夫」「顔ほどは目立たないはず」と軽く考えていると、いつの間にか手肌から老けていってしまうことに。
そこでここでは、いつまでも美しい手をキープするために、手肌・指のシワの原因とその改善方法をご紹介します。
CONTENTS
手肌・指にシワができる原因
まずは、手肌・指にシワができる主な原因について見ていきましょう。
【皮脂腺が少ない】
そもそも手は、皮脂を分泌する皮脂腺が少ない部位です。その結果、皮脂や汗などでできている、肌表面を覆う皮脂膜も薄くなっています。
皮脂膜は、肌表面の層「角層」とともに、バリア機能を担っています。バリア機能とは、紫外線や花粉、乾燥などの外的刺激から肌内部を守り、同時に肌内部の水分が蒸発しないようにする、シャッターのような機能のこと。
そのためこのバリア機能が弱まると、空気の乾燥や紫外線などの外的刺激が肌内部に侵入しやすくなり、肌細胞にダメージを与えます。また、肌内部の水分蒸発によって肌の乾燥は加速します。
そのため、手は他の部分より早く老化が進んでしまうのです。
【肌の乾燥】
秋から冬にかけての空気の乾燥や、冷房・暖房による湿度の低下、そして、手を洗った後にしっかり水分を拭き取らなかった場合などが、手肌の乾燥に繋がります。
【食生活習慣からくる水分不足】
パンやパスタによる小麦粉の摂りすぎは体を乾燥させる作用があり、コーヒーやお茶などは利尿作用があります。
また、お酒を摂取すると分解するのに体内の水分を大量に消費します。
体内にある栄養は重要な臓器に優先的に回されるため、手足といった体の末端部分には栄養や水分が行き渡りにくくなります。元々体内が水分不足の場合、結果として手肌には水分が行き渡らず、乾燥に繋がるのです。
【糖分の摂りすぎ】
糖分の多い甘いものを食べ過ぎると、体内に余分な糖分が蓄積されます。それがタンパク質と結合して、肌にたるみやくすみなどのダメージを与える「糖化」が起こります。
糖化が進むと、手肌だけではなく顔の肌の老化の原因にもなるため、肌全体のたるみやくすみが気になる場合は糖化が進行している可能性があります。
【紫外線によるダメージ】
腕や脚などは、衣服でカバーすることができますが、手はなかなか隠すことができず、直接紫外線を浴びがちです。
紫外線は肌の奥まで侵入してダメージを与えるため、手肌はカバーできる他の部位よりも紫外線ダメージが蓄積されやすいと言えます。
手肌・指のシワの改善方法
次に、手肌・指のシワを予防・改善するための方法を見ていきましょう。
【ハンドクリーム】
基本的なハンドケア方法としては、手洗いや水仕事の後にはこまめにハンドクリームを塗ることです。ですが、ハンドクリームに含まれる成分によって、期待できる効果が異なることも。
たとえばセラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸は高保湿成分のため、手にうるおいを与えてくれます。レチノール、ビタミンC誘導体、コエンザイムQ10などは、肌のハリを整えるエイジングケアの効果が期待できます。
配合成分はどの様な効果が期待できるのか、手肌悩みに対して足りない成分は何かをチェックして、ハンドクリームを選ぶようにしましょう。
【自作ハンドクリームの作り方】
ハンドクリームは自作することもできます。市販のハンドクリームがどうしても合わないという場合は、自作に挑戦してみましょう。
【材料】
・ミツロウ・・・4g
・キャリアオイル(ホホバオイル、オリーブオイル、ココナッツオイル、スイートアーモンドオイルなど、美肌効果のあるオイル)・・・20mL
・香り付け用の精油(ラベンダー、ゼラニウムなど)・・・1~2滴
【道具】
・湯煎用ボール
・耐熱容器
・保存用の容器
【作り方】
- ミツロウとキャリアオイルを耐熱容器に入れて湯煎し、混ぜ合わせます。
- 精油を入れて混ぜます。
- 保存用の容器に移します。
- 常温で冷ました後、冷蔵庫で固めて完成です。
【UVケア】
UVケアといえば日焼け止めですが、手は動かす機会が多く手洗いをするパーツのため、腕や足に比べて早く日焼け止めが落ちてしまいます。
屋外や室内でも日光の当たる場所にいる場合は、数時間に1回や手洗いをした後は、手に日焼け止めを塗り直すようにしましょう。
【ハンドマッサージ】
手の血行を促進し、肌のターンオーバーを促すためにマッサージを行うのも効果的です。
- 保湿クリームを手全体に塗ります。
- 指を一本ずつ引っ張ります(根元から指先まで)。
- 指の股を引っ張ったり揉んだりします。
- 反対の手で指を手の甲の方向に反らせ、数秒間キープします。
- 各爪の両端、生え際から2ミリほど下部にあるツボ「井穴」を押します(免疫力が上がる効果が期待できます)。
また、最近ではハンドマッサージャーというマッサージ機もあるため、試してみるのも良いでしょう。
【食生活、生活習慣の見直し】
食事やサプリメントからも肌により栄養素を摂取することで、内側からのシワの予防・改善につながります。
【肌におすすめの栄養素・食材例】
・コエンザイムQ10・・・サバ、マグロ、カツオ、豚肉、牛肉、モツ、レバー、大豆など
・コラーゲン・・・手羽先、鶏の皮、軟骨、ウナギ、鮭、エビ、サバなど
・ビタミンC・・・キウイ・イチゴ・などの果物、小松菜・トマト・キャベツなどの野菜、豆など
・ビタミンE・・・アボカド・キウイ、カボチャ、ウナギ、大豆、アーモンドなど
また、規則正しい質の良い睡眠習慣を確保することも、手肌をはじめ肌を健やかに保つためには重要です。
ネイルの映える手元を目指して
いつまでも若々しくいるためには、規則正しい生活や栄養バランスのよい食事など、基本的な生活習慣がポイントになりますが、いざ実行するとなるとなかなかモチベーションを保つのが難しいものです。また、ハンドクリームや日焼け止めをこまめに塗るのも、おっくうになるかもしれません。
そのような時は、たとえばお気に入りのネイルをすることで手元に注意がいくため、ハンドケアへのモチベーションをキープしやすくなるでしょう。
手元は意外と他人からよく見られているパーツであることを意識して、いつまでもハリツヤのある美しい手肌を目指しましょう。
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※キャリエール ネイルスクール学院長の金子 実由喜は、JNA副理事長です。
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この記事の監修者
金子 実由喜