気泡を防いでなめらかネイルに!事前の気泡対策と塗布後の対処法まとめ
技術・デザイン
ぷつぷつと気になるネイルの気泡は、セルフネイルと切っても切り離せないお悩み。せっかくお気に入りの爪に仕上げたのに、ひとたびできてしまうとショックですよね。
そこで今回は、ネイルに気泡ができる原因を探るとともに、事前にできる対策といざというときの対処法をお伝えします。少しの工夫で気泡を防げるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
CONTENTS
ネイルに気泡が入る原因とは?温度や行動・爪の凹凸など
まず、ネイルに気泡ができてしまう原因を解説します。
気泡の原因は1つではなく、環境や自爪、行動などあらゆるところに可能性が隠れています。ご自分が当てはまる原因を知ったうえで、気泡を防ぐ対策を行いましょう。
■ボトルを上下に激しく振っている
つい無意識でやりがちなのが、ネイルのボトルを激しく振ることです。
長期間放置しているとネイルが分離し、振り過ぎることも多いもの。ただし、上下に何度も振ることでボトルの中にあるマニキュアが泡立ちます。
すると、塗る際に泡までくっついてきてしまい、気泡が発生するという結果につながるため、ボトルは転がすようにやさしく振ることをおすすめします。
■マニキュアをたっぷり取り過ぎている
ボトル内で泡が発生するのと同様に、爪にのせる際にも注意が必要です。たっぷりのマニキュアをハケに取ると、その分空気に触れる量が多くなり気泡の原因になります。
また、ベースコート・マニキュアはもちろん、仕上げのトップコートはとくに取り過ぎが命取り。つやつやに見せたいからといって、何度もハケで重ねて塗るのはNGです。
厚く塗り過ぎるとヨレやすくもなるため、ボトルの口で余分な液を落としてから塗りましょう。
■マニキュアがやや固まっている
マニキュアが劣化して、固まりはじめているかどうかもポイントです。ドロドロの液はどうしても厚塗りになってしまい、気泡が含まれやすくなります。
ネイル薄め液を使用してサラサラの状態で塗ると気泡のリスクが軽減します。ただし、薄め液は入れすぎるとボトルの破損にもつながるため、中身が半分以下になってから数滴ずつ入れるようにしましょう。
■エアコンや扇風機の風が直接あたっている
ボトル内の泡やマニキュアの量だけでなく、エアコンや扇風機など直接的な風も影響を及ぼします。とくに暑い季節などは、扇風機があたる角度などを工夫し、周辺の環境にも気を配りましょう。
マニキュア特有のにおいにより空気を循環させたいという場合は、窓を開けるなど強い風の起こらない方法が無難です。
■ハケを出し入れする際の空気圧
気泡の原因で最も見落としがちなのが、ハケをボトルに戻したときに巻き起こる空気圧です。
塗る直前から塗るまでは慎重でも、塗り終わったら適当に扱ってしまう人も少なくありません。ハケの出し入れをする際は、なるべく勢いを抑えて静かに行うよう心がけましょう。
■温度&湿度が高いor爪と温度差がある
ネイルにできる気泡と温度・湿度は深いつながりがあります。マニキュアを塗る場所の室温や湿度が高いと気泡ができやすくなり、また周囲の環境だけでなく爪や手の温度が高い場合も同じくです。
加えて、マニキュアを冷蔵庫で冷やして保管している人は、爪とマニキュアの温度差が気泡の原因になってしまうこともあるので注意が必要です。
■自爪の表面が均一でなく凸凹がある
爪の表面がデコボコしていたり、均一でなかったりする場合も気泡に気をつけなければなりません。
へこんだ部分に空気がたまりやすく、気泡ができる可能性がぐっと高まります。日頃からネイルケアや生活習慣を整えるなどして、健康的でなめらかな爪を保っておくことが大切です。
ネイルに気泡ができないようにする対策4つ!
さまざまなところに危険がひそむ気泡ですが、なるべく事前に防いで美しい指先を保ちたいもの。
以下では、ネイルに気泡ができないようにするための対策を4つ紹介します。
⑴事前のネイルケア&ベースコート塗布
自爪の状態が気泡ができる要因になるため、塗る前のネイルケアは念入りに行うと吉。爪やすりをかけて表面を平らにし、仕上げにはシャイナーを用いてつるつるにしましょう。
塗る直前はもちろん、日常的にネイルをケアしておくと気泡ができにくい状態を保てます。
また、凹凸をなくすためにはベースコートも欠かせないツールのひとつ。いきなり本番のマニキュアを塗るのではなく、ベースコートで表面を均一に整えておきましょう。
⑵塗布直前・直後の手を冷たい状態にキープ
温度の高さと気泡のできる確率が比例するため、ネイルを塗る前は指先を冷やしておくことをおすすめします。冷たい水をはったボウルなどに手を浸すほか、保冷剤をしばらく握っておくのもひとつの手です。
また、塗る前に加えて、塗ったあとも体温上昇に要注意。ネイル直後の入浴などを避け、半日ほどは手先の温度を上げないよう努めましょう。
⑶トップコートは「速乾&薄く」がおすすめ
とろみのあるトップコートは、一般的なマニキュアより厚塗りになりがち。そこで、ハケについた液をボトルの口でよく落とし、やさしく塗り進めていくのがポイントです。
また、ハケの先をしっかりと広げた状態にすると、空気を含みにくくなります。
それでもマニキュアのヨレが気になって薄く塗れないという人は、さらっとしたテクスチャのトップコートを選ぶのがおすすめ。さらに速乾タイプであれば、より気泡の発生を抑えられます。
⑷ドライヤーNG!自然乾燥させる
温度・風の両方がそろったドライヤーも、なるべく使用を控えるのが無難です。自然乾燥を心がけ、もしもドライヤーの冷風を使う場合は、爪と一定の距離を保ち使用しましょう。
ネイルに気泡が入ってしまったときの対処法
対策をしていても、ネイルの種類や場合によっては気泡ができてしまうことも。その場合に活躍するのが、除光液です。
除光液を少しつけた指の腹で、気泡が気になる部分をやさしく叩きます。叩くのが強すぎたり、除光液の量が多かったりしないよう、様子を見ながら進めましょう。
ネイルの表面が乱れてしまった場合は、ストーンやラメでカバーするのもひとつの手。気泡が目立たなくなったら充分乾かし、トップコートを塗り重ねて完成です。
また、あまり目立たない少しの気泡であれば、ハケの先端やつまようじなどですくいとることもできます。完全に乾いてしまう前に、ぜひチャレンジしてみましょう。
気泡のないつるんとしたネイルを目指そう
手元を見るたびテンションの下がる気泡は、ちょっとした工夫で防ぐことができます。
マニキュアの状態や温度、爪の状態などを万全にしてのぞむのがおすすめ。対策や対処法をしっかりマスターして、ノンストレスのネイル時間を存分に楽しみましょう。
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この記事の監修者
金子 実由喜