マニキュア・ジェルネイルが長持ちする方法|セルフでも頑丈な美ネイルに
技術・デザイン
マニキュア・ジェルネイルに付き物なのが、剥がれたりリフトしたりということ。いつかはオフしなければと思っていても、あまりに長持ちしなかったらショックですよね。
そこでここでは、マニキュア・ジェルネイルを長持ちさせる方法を紹介します。普段から取り組めるちょっとしたコツも伝授。セルフでも、丈夫で美しい長持ちネイルを習得しましょう。
CONTENTS
マニキュア・ジェルネイルが長持ちしない原因
まず、マニキュア・ジェルネイルが長持ちしない原因を見ていきましょう。
指先に水分や油分が残っている
油分・水分は、マニキュアやジェルネイルの持ちを妨げる原因にもなります。
スキンケアの油分がついていたり、手洗いの後の水分がきちんと拭えていなかったり、施術前の指先に油分や水分などが付着している可能性は予想以上に高いもの。
無意識に髪の毛や顔を触る癖がある人は、頭皮や皮膚からの油分にさらなる注意が必要です。
爪先まできっちり塗れていない
爪の先端や根元部分から剥がれてくる、リフトしてくるという人は、爪の端々まで塗れていないことが考えられます。
特に先端は、手先を使うごとに負荷が積み重なっていく部分。塗り残しがあると、ちょっとした衝撃でも剥がれてしまう原因になります。
また、爪の根元は皮膚と限りなく近い部分のため、はみ出すのを恐れて大幅に空けて塗りがちな箇所のため要注意です。
ベースやトップコートを塗っていない
マニキュアが長持ちしない原因のひとつに、ベースコートやトップコートを塗っていないというケースがあります。
トップコートはまだしも、ベースコートはネイルの持ちに関係しないのではないかと思う方もいるかもしれません。しかしベースコートも、塗り重ねるマニキュアやジェルネイルの密着度を高めて乗りをよくするのと同時に、完成度の高さの一端も担っているため、おろそかにできないアイテムです。
硬化不足&乾かしきれていない
ジェルネイルはライトでの硬化不足、マニキュアは乾かしきれていないことも、長持ちしない原因です。
一定時間を過ぎると表面上は乾いたように見えていても、内側はまだ固まり切っていないことが多々あります。
不安定な状態での入浴やハードな手作業は、剥がれやリフトの元。ジェルネイルの場合は、硬化時間を予めよくチェックしてから施術しましょう。
手先を使う作業や水仕事が多い
きっちりと隙間なく塗っていたとしても、手作業による負担はネイルの持ちを揺るがします。
中でも水に弱い性質のジェルネイルは、洗い物や洗濯といった水仕事がリフトの大きな原因に。美容師や医療関係者など、仕事柄水を多く触る人もリスクが高まります。
また、ネイルは乾燥も大敵のため、書類などの紙類を頻繁に扱うこともダメージに繋がりますよ。
マニキュアやジェルネイルが劣化している
マニキュアやジェル自体の劣化は自爪へのダメージだけでなく、長持ちしない原因としても挙げられます。
劣化したマニキュアやジェルは分離していたり、ドロッとしていたりと粘度が必要以上に高い傾向にあります。いつまでも乾かないネイルが、剥がれ・リフトを招くことに。
使用期限を把握しておくとともに、少しでも状態がおかしいと感じた場合は使用しないようにしましょう。
自爪の状態に問題がある
自爪にトラブルがある場合も、マニキュアやジェルネイルの持ちを低下させてしまいます。
爪や周辺の皮膚の乾燥をはじめ、爪が薄くなっていたり疾患などを抱えていたり、自爪の状態によるトラブルは少なくありません。
使う道具や方法が間違っていないのに持ちが悪いと感じる場合、自爪にも注目してみてください。
マニキュア・ジェルネイルを長持ちさせる方法
次に、マニキュア・ジェルネイルを長持ちさせる方法を紹介します。
施術前は手をしっかり洗う
マニキュア・ジェルネイルを塗る前には、手を洗って付着した油分をきっちり取り除いておくことがポイントです。
マニキュアを塗る前は、油分除去剤を使用してもOK。石けんやハンドソープを使用する場合は、乾燥を招かない手指にやさしいタイプを選ぶとともに、流し残しがないようにご注意ください。
乾燥するからといって直前にハンドクリームを塗ったり、うっかり髪を触ったりということがないように気をつけましょう。
甘皮処理はやさしく念入りに
ジェルネイルのリフトに大きく関わってくるのが甘皮処理。マニキュアの施術前も同様に、お手入れし忘れることがないよう、念入りにケアすることをおすすめします。
とはいえ、甘皮付近はデリケートな部分なので、皮膚を傷付けないようやさしく行うのがコツ。プッシャーの扱いに注意するとともに、甘皮はしっかりふやかしてから無理せず除去しましょう。
端まできっちり&2度塗りがポイント
マニキュア・ジェルネイルを塗る際に意識すべきことが、塗り残しがないよう端までブラシやハケをすべらせること。
マニキュアは先端に加え、爪の裏側にかかるくらいまで塗っておくとさらに剥がれにくい状態に。
ジェルネイルは先端まで均等に行き渡るよう、レベリング(ジェルの粘度によって、爪に自然にジェルが広がること)するのを十分待ってから硬化させるのも長持ちの秘訣です。どちらも2度塗り、もしくはそれ以上重ねると強度がアップします。
ジェルは同メーカーで統一する
ジェルネイルの場合、ベース・カラー・トップを同一メーカーで統一するのがおすすめです。
違うメーカー同士を重ねると、相性次第ではすぐリフトするという可能性もあります。塗り直しの手間を減らしたいなら、ジェルのメーカーにも注目してみる価値ありですよ。
デイリーケアも大切!長持ちさせる3つの習慣
以下では、日頃から取り組める長持ちのコツを3つお伝えします。
作業する時は手袋を着用&爪への負担を避ける
マニキュアもジェルネイルも、手先を使うことが長持ちしない要因になっています。ネイルをしている時はなるべく手作業を避けられるのがベストですが、難しいのであれば手袋の着用を心がけるとよいですよ。
水仕事の時は、水分や洗剤などに含まれる薬品から手指を守ってくるゴム製などがイチオシ。爪に負担をかけないライフスタイルを意識しましょう。
オイルやクリームでの保湿を心がける
ネイルの持ちに響くうるおい不足を食い止めるため、日常的に手指の保湿を意識しておくことがポイントです。
ネイルをしている時もおやすみ中も、オイルやクリームを塗るようにして、ネイルが長持ちするベースを整えておきましょう。
中でも油分の多いオイルアイテムは、ネイルと甘皮の間に垂らすと、ささくれの防止にも効果的です。
トップコートを数日に1度塗り直す
トップコートを忘れず塗ることのほか、2~3日に1度塗り直しておくと、マニキュアが剥がれにくくなります。
もし全体に塗るのが面倒なのであれば、剥がれやすい先端や根元部分だけでも塗ると、持ちのよさはずいぶんと変わってきますよ。
塗り直した日をチェックしておき、トップコートの塗り直しをルーティンに組み込むとよいでしょう。
お気に入りのネイルを長持ちさせるルーティンを習得!
施術やライフスタイルなど、あらゆる原因がマニキュアやジェルネイルの持ちを左右します。
しかし、手洗いの徹底や甘皮処理、塗り方の意識など、長持ちさせる秘策はたくさん。普段から手指のうるおいをキープしつつ、ネイルの状態をよくチェックすることが大切です。
お気に入りのネイルを、いつまでも塗りたての美しい状態に保ちましょう!
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この記事の監修者
金子 実由喜