自爪の整え方マニュアル|キレイに見せる方法から道具・アフターケアまで解説
技術・デザイン
いつもの指先をよりキレイに見せる自爪のケア。マニキュア・ネイルの乗りもよくする大切なお手入れですが、実はそこまでこだわっていないという方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、自爪の整え方を紹介します。実際のお手入れ法から使用する道具、整えた後のケアまで解説。自爪に凹凸があってうまく塗れない方も、注目してみてください。
CONTENTS
自爪の整え方とは?4STEPでのお手入れ
はじめに、自爪の整え方を4つのステップに分けて紹介します。マニキュアの乗りをよくするためには、まず土台づくりから。いつでもキレイな爪先をキープしておきましょう。
STEP1.形と長さを整える
いくらマニキュアやジェルを塗っても、自爪の形や長さが決まっていなければ魅力は半減。まず、理想となる自爪の長さや形を決めるところから始めましょう。
【形は好みに合わせて選んで】
自爪の形タイプはたくさんあるなかで、以下の5つが代表的です。
◇ラウンド…全体的に丸みを帯びていて、角のない柔らかな形です。長さも短めなので、オフィスネイルや派手さを抑えたいシーンにぴったり。かわいらしい印象になります。
◇オーバル…いわゆる卵型・楕円形といわれる形。ラウンドよりやや縦長のシルエットで、大人っぽい印象です。女性らしく、スラリとした指先に見せたい方におすすめですよ。
◇ポイント…アーモンド形ともいわれる、先端の中心部が尖ったタイプ。ゴージャスな印象に仕上がるため、パーティーなどの華やかな場面に適しています。
◇スクエア…角を削らずに残した長方形です。先端をまっすぐ切り揃えるため、衝撃に強いのが特徴。クールで強いイメージをまといたい時にもうってつけです。
◇スクエアオフ…スクエアの角を少し落とした形。スクエアのシャープさは残しつつ、角が削られている分やさしい雰囲気も出せます。強度も個性も譲れない方は注目です。
【好みの形を決めたら丁寧にカット】
理想の形が決まったら、爪切りやネイルファイルなどを使って整えていきます。ただし、形を変えたいからといって、あまりに短い自爪を無理に切るのは深爪になる可能性もあるためNG。
乾燥した状態で切ることもダメージが大きいので、お風呂上りの柔軟になったタイミングでお手入れしましょう。
ネイルファイルを使用する場合は、爪に対して45度の角度&一定方向に動かすのがポイントです。
STEP2.甘皮の処理
爪の形を整えた後は、甘皮の処理に移ります。スキップしてしまいがちな工程ですが、処理せず残った甘皮が、マニキュアの持ちや美しさを妨げることも。
きっちり処理するとマニキュアが根元から浮きにくくなり、また隅々までスムーズに塗りやすくなります。
【甘皮処理の手順】
- フィンガーボールの使用やお風呂で指先をふやかす。
- 先端に濡らしたガーゼを巻き付けたウッドスティックなどを用意する。
- 甘皮部分をらせん状に描きながらやさしくオフする。
- ささくれがある場合は、キューティクルニッパーを使って除去する。
道具が十分に揃っていないなら、綿棒を使用するのもおすすめ。また、甘皮をすばやく十分にふやかしたい場合は、キューティクルリムーバーがお役立ちです。
STEP3.爪の表面を磨いて仕上げ
甘皮まで除去できたら、バッファー(もしくはシャイナー)で爪表面を磨き上げていきます。最初は粗い面でざっくり磨き、徐々に細かい面で磨いていくと均一で艶やかな自爪に仕上がりますよ。
自爪を傷付け過ぎないよう、爪の根元から先端に向かって縦方向に動かすのが吉。細かい面で磨くときは強めに押し当て、左右にためらいなく往復させるとツヤが出やすいですよ。磨いたあとの自爪は乾燥しやすいため、オイルなどで保湿して仕上げましょう。
自爪のケアに必要な道具を紹介
自爪の整え方を一通り紹介したところで、お手入れに必要な道具を紹介します。
ご家庭にある道具で代用できるものもあるため、今ある道具にプラスしながら少しずつ揃えましょう。
STEP1編
以下は、自爪の形と長さを決めるSTEP1で必要な道具です。爪切りとネイルニッパーのいずれかに加え、ネイルファイルを1本揃えておくと心強いですよ。
□爪切り
爪切りは、切れ味のよいものを用意しましょう。なかなか切れない爪切りを使用すると、自爪に余計な負荷がかかってしまうことも。
女性の弱い力でも簡単にカットできるものや、小さめの手で握りやすい爪切りもあるため、併せて検討してください。
なお、爪切りでいきなり理想の長さまで処理をすると、爪にバチンバチンと大きな衝撃を与えて二枚爪や欠けやすい原因になります。そのため、爪切りを使用する場合は、長い自爪をある程度短くするためだけに使用し、その後の細かな長さ・形調整は後述のネイルファイルをご使用ください。
□ネイルニッパー
自爪への負担を軽減したいなら、ネイルニッパーがおすすめです。ハサミのように持って切れるため、余計な力がかかりにくいのが特徴。また、刃先が小さめなので、カットしている部分がよく見えて、切りすぎによる深爪も防止します。
□ネイルファイル(爪やすり)
長さや形の微調整に活躍するのがネイルファイルです。ネイルファイルには目の粗さを表すグリッド数が定められており、数字が小さいほど目が粗くなります。
ファイル扱いに慣れていない初心者の方には、100~180G程度がおすすめです。
STEP2編
次に、STEP2の甘皮処理に使用する道具です。
□キューティクルリムーバー
甘皮や古い角質を柔らかくするためのアイテムです。ジェルタイプやリキッドタイプ、クリームタイプなど、種類はさまざま。速乾性や粘着性などの差があるため、自分の使いやすい商品を選びましょう。
□ウッドスティックorプッシャー(綿棒)
甘皮に直接アプローチをかけるのが、ウッドスティックやプッシャーです。ウッドスティックは甘皮処理以外にも、マニキュアがはみ出たときのフォローなどにも活躍する一品。
プッシャーは頑固な甘皮をしっかり除去したい時にぴったりです。
□ガーゼ
ガーゼは一般的なもので構いません。自分で使いやすい大きさに切るほか、巻き付けやすい形状になっているものを選ぶのもGOODです。
□キューティクルニッパー
ささくれができやすい方の味方が、キューティクルニッパー。ささくれをはじめとする古い角質や甘皮を、はさみで切る感覚でカットできます。
STEP3編
最後に、仕上げのSTEP3で必要な道具を紹介します。同じくスキップしがちな段階ですが、ネイルをしていない状態でも美しい自爪を保ちたいなら、手に入れておきましょう。
□バッファー(シャイナー)
自爪のお手入れの仕上げに欠かせないのがバッファーです。グリッド数は、220G~280G程度がおすすめ。
より艶やかに仕上げたい方は、シャイナーをかけて仕上げるとGOODです。
整えた自爪のアフターケアアイテム
自爪を整えて満足するのではなく、そのあとのケアも気を抜いてはいけません。お手入れしたてのキレイな自爪を長く保つ、アフターケアにぴったりのアイテムを紹介します。
■ハンドクリーム
日常的なケアに使用するなら、ハンドクリームがおすすめです。自爪はもちろん、周辺の皮膚や手指全体の乾燥を一つでカバーできるのがメリット。
携帯性や使い勝手に優れているものも多く、お手入れ直後のほか、気付いた時にサッと塗り直せます。
保湿成分やテクスチャ、香りなど好みのものを選べるのも利点。手全体をこまめに保湿ケアしたいなら、ハンドクリームは一つ持っておくと重宝しますよ。
■ネイルオイル
カットしたり削ったりした乾燥しやすい状態の自爪には、浸透性の高いネイルオイルが大活躍。
爪の生え際にしっかりオイルが行き届き、乾燥はもちろん、これから生えてくる爪やささくれのケアにも効果的です。しっかりと保湿したい時に使用するほか、ハンドクリームとの併用もおすすめです。
自爪を整えてネイルがさらに映える爪先に!
手指をよりキレイに見せ、マニキュアの乗りや塗りやすさもアップする自爪のケア。自分に似合う形の爪を模索する時間は楽しく、ネイルオイルなどの道具はいろいろと試してみる価値ありです。
本記事をご参考に、整った自爪でマニキュアの映える指先を目指しましょう。
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この記事の監修者
金子 実由喜