ネイリスト技能検定試験3級について|試験概要と試験に向けての注意すべき点
資格
プロのネイリストとして知識と技術の確かさを証明するために欠かせない資格のひとつが、「公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(略称JNEC)」が主催する「ネイリスト技能検定試験」。
3級から1級まであり、一番下の3級は、ネイリストとしての基本的な技能・知識を習得しているかどうかを判定するレベルです。
ですが、次ステップの2級を受験するためには3級取得が受験資格条件となっており、さらに1級を受験するには2級取得が受験資格条件のため、プロのネイリストを目指すのならば3級取得は必須なのです。
そこでここでは、ネイリストの登竜門とも言える「ネイリスト技能検定試験3級」について見ていきましょう。
ネイリスト技能検定試験3級の試験内容
ネイリスト技能検定試験3級の試験内容は、大きく実技試験と筆記試験に分かれます。
JNEC公式サイトによると、「3級はネイリストベーシックのマスター」を目的としており、「ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術及び知識を習得している証」となります。
■合格ライン:
・実技試験・・・50点満点のうち38点以上
・筆記試験・・・100点満点のうち80点以上
■受験資格:受験時に義務教育を修了していれば受験可能
■試験会場:3級登録試験会場、もしくはオフィシャル試験会場
■スケジュール:春、夏、秋、冬の年4回
実技試験
■事前審査10分(5点配分)・・・テーブルセッティング・消毒管理、モデルの爪の状態
■所要時間70分(45点配分)・・・ネイルケア、カラーリング、ネイルアート
ハンドモデルは15歳以上の、皮膚疾患のない方なら男女不問です。ただし、その他の条件もあるため、詳しくはネイリスト技能検定試験公式サイトをご確認ください。
実技試験の内容の概要
①ネイルケア(両手10本)
・手指消毒
・ポリッシュオフ
・ファイリング
②カラーリング(両手10本)
・カラーリング(真赤、二度塗り)
・トップコート
③ネイルアート(右手中指)
・フラットアート(テーマ有)
・トップコート
所要時間70分以内に、以上の工程を全て終了しなければ失格となります。そのため、時間配分に注意してスムーズに行えるように準備しておきましょう。
なお、実技試験は減点方式のため、「実技採点基準」を公式サイトなどで確認し、どの部分に注意すれば減点対象とならないかを事前にチェックすることをおすすめします。
筆記試験
■所要時間30分
・出題形式:択一問題、マークシート
・出題内容:衛生と消毒、爪の構造(皮膚科学)、爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)、ネイルケアの手順、など
自信を持って3級をクリアしましょう!
実際の試験の結果のほか、遅刻や会場内での過度の私語などのマナー違反、使用禁止用具の持ち込みも、減点・失格対象となります。
また、意外に少なくないのが、施術する指を間違えること。これもまた、失格対象となるためご注意ください。
事前に規則をきちんと把握し、当日はハンドモデルの方や他の受験生と大きな声で話さないように注意して、試験に向けて集中するようにしましょう。
ネイリスト技能検定試験3級の合格率はおよそ80~90%台。ですが、その先の2級・1級へ向かうための重要なベースになります。
所要時間内に自信を持ってクリアできるように、適切な教材と指導のもと、入念な下準備をしておきましょう。
CARRIERE(キャリエール)はJNA認定校です。校内にて定期的に検定試験を実施中!
キャリエールの検定合格保証制度について、詳しくはこちらのページをご覧ください。
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※キャリエールネイルスクールは、東京都内(新宿・立川)、神奈川県(横浜)のネイルスクールです。
この記事の監修者
金子 実由喜