「ネイルチップのサイズが合わない!」を防ぐために!自爪の測り方から装着手順まで徹底解説
技術・デザイン
ネイルチップのサイズは、0から9の番号で示されているのが一般的。数字とチップの大きさは比例していますが、自爪に合うのか不安な方もいるのではないでしょうか?
そこでここでは、ネイルチップのサイズについて解説。自爪の測り方や装着の流れをはじめ、チップの種類も詳しく取り上げていくため、チップ初心者は必見です。
爪の測り方
ネイルチップの作成や購入を考えているなら、まずは自分に合ったサイズを理解しておくことが大切です。そこでまず、爪の正確な測り方をチェックしていきましょう。
【爪の横幅を測る】
まず、10本の爪の横幅をミリ単位で測っていきます。横幅のうち、最も幅の広いところを測るのが基本です。
自爪は完全に平らなわけではないため、カーブに沿わせて測るのがコツ。計測に不安が残るなら、念のため1mm程度大きめに記録しておくと良いでしょう。
【爪の縦幅を測る】
横幅の次は、縦幅を測っていきます。ネイルチップの長さは種類によって異なるため、横幅ほど重要ではありません。
ただし、誤って自爪より小さいサイズを選んでしまうと、見た目が良くない仕上がりになってしまいます。こちらも余裕を持った長さで記録しておきましょう。
【測る際に必要なアイテム】
爪を測るためのアイテムには、以下のようなものがあります。
・マスキングテープ
・柔らかいメジャー
・紐やリボン
重要なのが、いずれも柔軟性があること。爪のカーブに合わせることが肝心なため、メジャーを使う場合も、自由に折り曲げられる柔らかい質感のものを選びましょう。長さを測れるからといって、硬い定規はおすすめできません。
初心者には、計測してそのまま印をつけられる紐やリボン、爪に固定しながら計測できるマスキングテープがおすすめですよ。
ネイルチップの種類
ネイルチップには、形や長さが複数あります。種類によって仕上がりの雰囲気や作成する際の難易度が異なるため、なりたいイメージやレベルに合わせて選びましょう。
以下では、ネイルチップの種類を形・長さ別にまとめました。
【形別の種類】
ネイルチップの形は、大きく分けて6つの種類があります。
■スクエアタイプ
スクエアタイプは、角を残した四角いフォルムが印象的。直線のラインで構成されていて、クールでカッコいい印象を与えたい方にぴったりです。
縦長のラインも強調されるため、指をすらりと長く見せたい方にもうってつけ。
■スクエアオフタイプ
スクエアオフタイプは、スクエアタイプの角をやや削ったとったバージョン。カッコよさもありつつ、程よくやわらかい印象に仕上がります。
四角いスクエアタイプの形に憧れるけれど、服に引っかかりやすいのは気になるといった方にもおすすめです。
■ラウンドタイプ
丸いフォルムに整えられているのが、定番の形でもあるラウンドタイプです。自爪がそのまま長くなったような形なので、ナチュラルに仕上げたい方にうってつけ。
全体にカーブがついているので、女性らしいやわらかな雰囲気を演出できますよ。
■オーバルタイプ
ラウンドタイプより、先端が少し細く伸びているのがオーバルタイプ。指が華奢に見える形で、手元にコンプレックスがある方におすすめです。
可愛い雰囲気を放つので、ストーンやアートを施して華やかに仕上げたい方も注目してみてください。
■ポイントタイプ(アーモンドタイプ)
オーバルタイプより、さらに先端が尖った形がポイントタイプです。アーモンドタイプとも呼ばれ、シャープなラインが印象的。
先端に平たい部分がないため強度がやや低く、初心者にはあまりおすすめできませんが、個性的に仕上げたい方にはもってこいです。
■バレリーナタイプ
スクエアとポイントの中間の形が、バレリーナタイプです。四角いフォルムを残しつつも、先細りで仕上げられているので、程よく女性らしさを出したい方にぴったり。
強度もポイントほど低くないため、ある程度の耐久性は確保したい方も要チェックです。
【長さ別の種類】
ネイルチップの長さは、大きく分けて4つの種類があります。
■ショートタイプ
ショートタイプは、極めて自爪に近い長さのこと。自爪がやや伸びたくらいのラインで揃え、ナチュラルに見せたい方におすすめです。
長さに慣れていないネイルチップ初心者や、お仕事の都合でロングネイルができない方にもぴったりですよ。
■ベリーショートタイプ
ショートタイプより、さらに短いのがベリーショートタイプです。自爪とほぼ同じくらいの長さのネイルチップで、ショートネイル派に人気があります。
爪を無駄に引き伸ばさないので、自爪が大きいのをカバーしたい方も試してみる価値ありです。
■ミディアムタイプ(ノーマルタイプ)
自爪より長さを出せるのが、ミディアムタイプです。ネイルチップの定番といえる長さで、ノーマルタイプとも呼ばれています。
縦の長さが横の長さより長いため、指を細長く見せたい方にうってつけ。スクエアやオーバルなど、どんな形と組み合わせてもなじみやすいのもよいところです。
■ロングタイプ
ネイルチップの長さのうち、最も長いのがロングタイプです。装着するだけで、ゴージャスな手元に仕上がるのが大きな特徴。
ロングネイルに憧れる方に最適な長さといえます。3Dアートも映えるので、とびきり華やかに仕上げたい方にも向いていますよ。
ネイルチップは少し大きめのサイズを選ぶ
ネイルチップのサイズは、自爪よりやや大きめを選ぶのが正解。その理由は、少し大きめを選んでおけば、のちのち削って微調整できるためです。
自爪の幅を正確に測っても、ジャストフィットする大きさがないこともしばしばあります。反対に小さめを選んでしまうと違和感が出たり、自爪にうまくなじまなかったりもするため気を付けましょう。
【整えるのに必要なアイテム】
ネイルチップを整えるのに必要なアイテムは、以下の通りです。
・ネイルファイル(ウォッシャブルファイル、スポンジバッファー)
・ドライヤー
ネイルファイルは、チップをしっかり削れるウォッシャブルファイルと、削った箇所を整えられるスポンジバッファーの2種類を用意。また、横幅や縦幅だけでなく、カーブを自爪に合わせたいときは、ドライヤーがあれば重宝します。
ネイルチップを装着する際の準備
ネイルチップを装着するときは、先にチップ調整と自爪のケアを済ませておくのが基本です。以下では、装着までの手順を段階ごとに分けてチェックしてみましょう。
【ネイルチップの調整】
まず、ネイルチップを自爪に合わせていきます。自爪にあてがい、削るべき部分を確認。それからウォッシャブルファイルで、左右対称になるように少しずつ削りましょう。
ウォッシャブルファイルをかけたあとは、スポンジバッファーで整えていきます。
自爪のカーブに合わないときは、ドライヤーを使っていきましょう。ボールペンなど細い棒で表面を軽くおさえつけ、チップの表面に温風→冷風の順にあてていき、理想のカーブになるまで繰り返せば完成です。
【自爪のケア(甘皮処理・消毒)】
ネイルチップの装着前には、自爪のケアも済ませておかなければなりません。プッシャーやウッドスティックで甘皮を押し上げるとともに、残った余分な甘皮や爪サイドのささくれはキューティクルニッパーでカットしておきましょう。
ケアの最後には、爪周辺を油分除去しておくことも大切。余分な甘皮やささくれ、油分が残っているとネイルチップが接着しにくくなるため、きっちりケアしておきましょう。
■あわせて読む
『自爪の整え方マニュアル|キレイに見せる方法から道具・アフターケアまで解説』
【ネイルチップの装着】
自爪のケアが終わったら、いよいよネイルチップの装着です。接着剤は大きく分けて、以下の3種類が使用できます。
・チップグルー
・両面テープ
・粘着グミ
チップグルーは、いわゆるネイルチップ用の接着剤。自爪にしっかり接着でき、フィット感を高めたい方におすすめです。また、両面テープは手軽に使えるため、初心者にぴったり。粘着グミはグルーと両面テープの中間に値します。
ネイルチップを装着するときは、いずれかの接着剤をつけたうえで、自爪の根元から爪先に向けてゆっくり押さえつけていき、気泡が入らないようにするのがコツ。
自爪に被せられたら指先でぐっと圧をかけ、しっかり接着させましょう。
ネイルチップのサイズはやや大きめがベスト!
ネイルチップのサイズは、自爪の横幅より少し大きめを選ぶのが鉄則です。ネイルファイルを使えば簡単に微調整でき、小さめを選ぶより融通が利きます。
ただしサイズ選びには、柔軟性のあるメジャーやマスキングテープで自爪の幅をきっちり測っておくことが重要です。正しく測定したうえで自爪に合った好みの形や長さのネイルチップを選べば、装着しやすく、また満足のいく仕上がりになるでしょう。
もっとネイルに関するスキルを磨きたいなら、JNA認定講師が指導する信頼感のあるネイルスクールへ!
CARRIERE(キャリエール)はJNA(NPO法人日本ネイリスト協会)認定校です。
※キャリエール ネイルスクール学院長の金子 実由喜は、JNA副理事長です。
■キャリエールネイルスクールについて詳しくはこちらのページをご覧ください。
⇒【キャリエールネイルスクールが選ばれる理由】
※キャリエールネイルスクールは、東京都内(新宿・立川)、神奈川県(横浜)のネイルスクールです。
この記事の監修者
金子 実由喜