キャリエールネイルスクール【東京・神奈川】にある
開業・資格取得が目指せるネイルスクール

ネイルの最新情報をお届け
CARRIERE JOURNAL
ネイルリペアとは?亀裂・リフトを“オフせず”補強する方法と注意点

ネイルリペアとは?亀裂・リフトを“オフせず”補強する方法と注意点

技術・デザイン

ネイルリペアとは、亀裂や欠けた爪を“オフせず”に補強する技術です。シルクラップやジェル、アクリル、チップラップなど方法はさまざま。自然な仕上がりを重視するか、強度を優先するかで選び方も変わります。

一方で、状態や手順を誤ると持ちの低下やさらなる破損につながることも。

そこでここでは、ネイルリペアの基礎知識から方法別の特徴と向き・不向き、所要時間・費用の目安、セルフとサロンの判断基準、長持ちのコツ、よくある質問までを徹底解説します。

CONTENTS

ネイルリペアとは?

ネイルリペアは、亀裂や欠け、少し浮いてしまったジェルを“オフせず”に整えて、いつもの指先に戻すための補修ケアです。

見た目をきれいにするだけでなく、引っかかりやさらなる割れを防ぐ目的もあります。

ネイルリペアとは何を整えるの?

・自爪の小さな亀裂や先端の欠け
・ジェルが少し浮いた(リフトした)部分
・ストレスポイント周りの強度不足

基本の考え方

・必要なところだけ、薄くやさしく補強
・強度と自然さのバランスを、その爪の状態に合わせて調整

主な方法

・シルクラップ:薄いシルクを貼って、自然な仕上がりに
・ジェルリペア:段差をならしながら、必要な厚みをプラス
・アクリルリペア:とても丈夫。仕上がりはしっかりめ
・チップラップ:形を整えやすく、ネイル検定2級でも扱われます

リペアが必要になる代表的なケース

ネイルリペアとは?亀裂・リフトを“オフせず”補強する方法と注意点

爪にちょっとした違和感がある場合が、リペアのサインです。放置すると亀裂が広がったり、引っかかったりしてさらにネイルが欠けることも。早めのケアが安心です!

よくあるサイン

・先端にうっすら入った“ヘアライン”のような亀裂
・角が少し欠け、洋服や髪に引っかかる
・ジェルのキワが浮いて、白っぽく見える(リフト)
・ストレスポイント(爪のカーブが強い部分)周りが薄く、不安定に感じる

日常で起こりやすいきっかけ

・パソコン/スマホの連打や家事での水仕事
・缶のプルタブや段ボールの開封
・髪をまとめる、アクセサリーの着脱
・スポーツや楽器演奏で特定の指に負荷がかかる

放置した場合のリスク

・亀裂が縦に深く入り、痛みや出血につながる
・リフト部分から水分や汚れが入り、持ちが悪化
・思わぬタイミングで大きく欠け、形が崩れる

セルフ判断の目安

・浅い亀裂や小さな欠け、軽いリフト → リペアで整えやすい
・強い痛み/出血、亀裂が爪の根元に近い、爪床の違和感 → 無理せず専門機関へ

ネイルリペアの主な方法と特徴4選

爪の状態や仕上がりの好みによって、向いている方法は少しずつ変わります。ここでは代表的な4つを、選びやすい観点でまとめました。

※各方法の詳しい方法は、次の段落にてご説明しています。

シルクラップ(シルク+グルー)

薄いシルクの繊維を一枚の膜として使用し、ひび割れ部分を橋渡しするように補強するのがシルクラップです。自爪の色味や質感を生かしやすく、自然な仕上がりになるのが特長です。

小さな亀裂や角の欠けに相性がよく、必要なところだけをやさしく支えるイメージで使います。

ジェルネイルのセルフリペアの手順

・どんな方法?

薄いシルクを必要な部分に貼り、グルーやジェルをなじませて補強するやり方です。

・向いているケース

「先端の浅い亀裂」「角の小さな欠け」「自然に仕上げたい」

・仕上がり/持ち/難易度

自然さ◎/強度は中〜やや弱め/難易度は低〜中

ジェルリペア

既存のジェルや自爪との境目を“ならし”ながら、必要な部分だけに厚みを足して固定するのがジェルリペア。扱える素材や硬化時間のコントロールがしやすく、自然さと強度のバランスを取りやすいのが魅力です。

軽いリフトの再固定やストレスポイント周りの補強に向いています。

ネイルリペアの主な方法と特徴4選

・どんな方法?

ベースジェル〜ビルダージェルで段差をならし、必要な所にだけ厚みを足して固定します。

・向いているケース

「軽いリフト周りの再固定」「薄くなったストレスポイントの補強」

・仕上がり/持ち/難易度

自然さ○/強度は中〜中強/難易度は中

アクリルリペア(パウダー&リキッド)

粉と液を反応させて硬化させるアクリルは、リペアの中でも“とにかく強い”のが特長。深めの亀裂や負荷のかかりやすい指でも、しっかり土台を作って安定させやすい方法です。

仕上がりはやや厚みが出やすいため、強度優先の場面で力を発揮します。

アクリルリペア

・どんな方法?

パウダーとリキッドをミクスチュアにして置き、必要部分に土台を形成して硬化させます。

・向いているケース

「深めの亀裂」「応力が集中する指」「強度を最優先したい」

・仕上がり/持ち/難易度

自然さ△(厚みが出やすい)/強度は高い/難易度は中〜高

チップラップ

欠けた先端を“足し戻す”イメージで形を整えられるのがチップラップ。先端の欠けが大きいときにもシルエットを整えやすく、検定でも扱われるベーシックな補修法です。

長さは必要最小限にして、負荷の少ない形に整えるのがコツになります。

・どんな方法?

小さなチップ(またはフォーム)で欠けを補い、ジェルやレジンで固定 → 形を整えます。

・向いているケース

「先端が大きく欠けた」「形をきれいに戻したい」「短く整えて安定させたい」

・仕上がり/持ち/難易度

自然さ○/強度は中〜中強/難易度は中

シルクラップ(シルク+グルー)でのネイルリペア方法

シルクラップでの具体的なネイルリペア方法をご紹介します。

準備するもの

・シルクファイバー(プレカットでもOK)/シザーまたはカッター
・グルー(レジン)または薄めのベースジェル/硬化用ライト(ジェル使用時)
・プレップ(油分除去剤)/ダストブラシ/ウッドスティック
・エメリーボード(180〜240G)/スポンジバッファ(180〜220G)
・トップジェル or トップコート/ネイルオイル

手順(ステップ内ポイント付き)

シルクラップ(シルク+グルー)でのネイルリペア方法
  1. 状態確認
     ・割れの方向(横・斜め・縦)と深さ、痛みの有無をチェック。
     ・縦が深い/痛み・出血がある→リペアは中止し受診を優先する。
  2. プレパレーション
     ・プレップで油分をオフ→ダスト除去。
     ・引っかかりが強い場合は先端を“少しだけ”短く整え、広がりを抑える。往復がけはNG。
  3. シルクの成形
     ・割れを“必ずまたぐ”幅で、爪幅より一回り小さくカット。
     ・シルクの繊維方向を割れに対し直交〜斜めに置くと補強力が上がる。
  4. 貼付
     ・ウッドスティックでシルクを置き、中央→外周へ空気を抜くように密着。
     ・浮きが出やすいサイドラインは特に押さえる。
  5. 含浸・固定
     ・グルーを“点で置き、面に広げる”感覚で最小量。ジェルなら薄く全体に。
     ・必要なら2層目のシルクを重ねる(重ねるほど厚みが出る点に注意)。
     ・ジェル使用時は規定時間で硬化。
  6. ならし・封止(エッジ(先端)まで回し込む)
     ・スポンジバッファで段差をやさしく均一に。
     ・エッジ(先端)までトップ or ベースで“封止”(エッジまで回し込む)して割れの再拡大を防ぐ。
  7. 仕上げ
     ・トップで表面を整えツヤを戻す。オイルで保湿し、当日の水仕事はできるだけ短時間に。
ジェルネイルのセルフリペアの手順

コツ(長持ちのために)

・“薄く広く+必要部のみ厚み”が基本。厚くすれば良いわけではない。
・シルクは端が浮きやすい→端部を0.5〜1mm短く、甘皮側は特に薄くなじませる。
・割れがストレスポイントを跨ぐ場合は、1本全体を薄くベースで覆ってから補強すると安定。

よくある失敗と回避策

・厚塗りで段差・浮き→材料の量を1/2に。層は“薄い×複数”で。
・シルクが白濁して目立つ→空気が入っている可能性。中央→外周の順で押さえ直す。
・先端だけすぐ欠ける→エッジまでしっかりコートできていない。先端裏面まで薄くトップを回し込む。
・数日でリフト→油分/ダスト除去不足か硬化不良。プレップを丁寧に、ジェルは規定照射。

ホームケアのお願い

・当日は長湯や強い水仕事を控える/就寝前にオイル。
・缶や段ボールは爪先で開けない。必要なら短めの形にして負荷分散。

ジェルリペアでのネイルリペア方法

ジェルでの具体的なネイルリペア方法をご紹介します。

準備するもの

・ベースジェル/ビルダージェル(硬め推奨)/トップジェル
・プライマーまたはボンダー(製品仕様に合わせて)
・消毒用エタノール or プレップ、ワイプ、ダストブラシ
・エメリーボード(180〜240G)/スポンジバッファ(180〜220G)
・ウッドスティック/筆(ビルダー用)
・LED/UVライト(メーカー推奨W数・照射時間が守れるもの)
・ネイルオイル

ジェルリペアでのネイルリペア方法

手順(ステップ内ポイント付き)

  1. 状態確認
     ・亀裂の位置(先端/サイド/中央)と方向、深さ、痛みの有無をチェック。
     ・縦に深い・痛み/出血がある→リペアは中止し受診を優先。
  2. プレパレーション
     ・エタノールで清拭→プレップで油分・水分を除去。
     ・必要なら先端を“1〜2mmだけ”短く整え、亀裂の広がりを抑える。往復がけはNG。
     ・浮き(リフト)がある場合は、その周囲のみ表面を軽く整えて段差を浅くしておく。
  3. 下地づくり(ベース)
     ・薄く広くベースジェルを塗布し、サイドと根元は極薄に。
     ・エッジ(先端)まで回し込むことを意識。
     ・推奨時間で硬化(メーカー指示厳守)。
  4. 補強(ビルダージェルで跨ぐ)
     ・ビルダージェルを“点で置き→細く引く”イメージで、亀裂を必ず跨ぐように載せる。
     ・厚みは必要部のみ。Cカーブとサイドラインを崩さない。
     ・硬化熱が出やすい場合は「仮硬化→冷まして再硬化」。
     ・硬化。
  5. 形の調整
     ・未硬化ジェルを拭き取り→スポンジバッファで段差だけを優しくならす。
     ・厚みは中央〜ストレスポイントに最小限、先端は薄めで軽く。
     ・ダストは丁寧にオフ(残るとリフト要因)。
  6. 仕上げ(トップ&封止)
    ・トップジェルを薄く均一に。先端裏側〜エッジまでしっかり回し込む。
    ・硬化→未硬化を拭き取り、表面を整える。
  7. 保湿
    ・オイルでキューティクル周りを保湿し、当日の長時間の水仕事は控えめに。

製品選び・運用のコツ

・「やや硬め」のビルダーが割れた部分の補強に適している。柔らかすぎるとたわんで再割れの原因に。
・強度を上げたいが見た目は自然にしたい → “薄く広く+最小限の厚み”の2層構成が安定。
・ライトは出力が足りないと硬化不足、強すぎると熱感が強い。メーカー指定に合わせる。

よくある失敗と回避策

・数日で浮く → 油分/ダスト除去不足 or 根元・サイドの塗布厚み過多。下地を極薄に、清拭徹底。
・亀裂線が再発 → またぐ幅が不十分。ジェルを“線の左右1〜2mm広く”かけて補強をする。
・段差が目立つ → ビルダーの量が多い。量を半分にして“仮硬化→追い足し”で微調整。
・先端だけ欠ける → エッジ未封止または厚みの重心が先端に寄りすぎ。エッジ封止+中央に頂点(アペックス)を。

ホームケアのお願い

・当日は長湯・サウナ・強い水仕事を控える/就寝前と朝にオイル。
・缶・段ボールは道具で開封。爪先で“こじ開けない”。
・負荷が続く時期は形を短め・スクエアオフ寄りにして力を分散。

アクリルリペア(パウダー&リキッド)でのネイルリペア方法

アクリルでの具体的なネイルリペア方法をご紹介します。

準備するもの

・アクリルパウダー/モノマー(リキッド)/専用ブラシ
・プライマー(必要な製品のみ)
・消毒用エタノール or プレップ、ワイプ、ダストブラシ
・エメリーボード(180〜240G)/スポンジバッファ(180〜220G)
・フォーム(必要に応じて)/ダッペンディッシュ
・トップジェル or トップコート/ネイルオイル

アクリルリペア(パウダー&リキッド)でのネイルリペア方法

手順(ポイント解説付き)

  1. 状態確認
     ・亀裂の深さ・方向、痛みの有無をチェック。縦に深い割れや出血がある場合は施術を控え、受診を優先。
  2. プレパレーション
     ・エタノールで清拭→プレップで油分・水分を除去。
     ・亀裂の進行を止めるため、先端を“必要最小限”短く整える(往復がけはNG)。
     ・浮きがある場合は、その周囲だけ表面を軽く整えて段差を浅くする。
  3. プライミング
     ・製品の指示に従い、必要な場合のみプライマーを薄く。塗り過ぎはリフトの原因。
  4. ミクスチュアの準備
     ・ブラシにモノマーを含ませ、パウダーで“やや小さめのビーズ”を取る。
     ・艶が消えず、流れ過ぎない“適正比”を意識(湿度・温度で調整)。
  5. 補強(橋渡し)
     ・ビーズを亀裂の中央に“点で置き”、左右に薄く伸ばして“必ず割れをまたぐ”ように配置。
     ・アペックス(頂点)はストレスポイント付近にほんの少し。厚みは必要部だけ。
     ・フォームを使う場合は、先端の欠けを最小限で補い、形は短めに留める。
  6. 形の調整
     ・半硬化の“もっちり”段階で表面を軽くならすと削りが少なく済む。
     ・完全硬化後、スポンジバッファ中心で段差だけをやさしく整える。
     ・Cカーブとサイドラインを崩さないこと。重心は中央へ、先端は薄く軽く。
  7. 仕上げ
     ・ダストを丁寧に除去→トップで表面をコート。先端(エッジ)まで封止。
     ・オイルで保湿し、当日の強い水仕事・衝撃は控えめに。

コツ(長持ちのために)

・“少量・素早く・必要部だけ”が基本。盛り過ぎると重くなり逆に欠けやすい。
・温度が高いと硬化が早い→小さめビーズ、手際よく。低温時はビーズをやや大きめに。
・アペックス位置が前に出ると先端が欠けやすい。中央寄りに設定。

よくある失敗と回避策

・数日でリフト→油分除去不足/プライマー塗り過ぎ/ビーズの比率不良。下地と比率を見直す。
・厚みが出過ぎて不自然→ビーズを半分に。必要部以外は“刷毛圧で薄く広げる”。
・先端が割れる→アペックス不足 or 先端が重すぎ。中央に頂点を作り、先端は極薄で封止。
・黄ばみ→モノマーの量過多や古い液の使用。新鮮な液と適正比を守る。

ホームケアのお願い

・当日は長湯・サウナ・強い水仕事を控える。
・缶や段ボールの開封は道具で。爪先でこじ開けない。
・就寝前と朝のオイルで保湿を習慣化。

チップラップでのネイルリペア方法

チップラップでの具体的なネイルリペア方法をご紹介します。

準備するもの

・リペア用チップ(スティックオンタイプ/部分用)またはスカルプ用フォーム
・ジェル(ベース/ビルダー/トップ)またはレジン/グルー
・チップカッター/シザー/ピンセット
・プレップ(油分除去)/消毒用エタノール/ワイプ/ダストブラシ
・エメリーボード(180〜240G)/スポンジバッファ(180〜220G)
・LED/UVライト(ジェル使用時)/ネイルオイル

チップラップでのネイルリペア方法

手順(ポイント解説付き)

  1. 状態確認
     ・欠けの範囲(片側だけ/中央まで/広範囲)と厚みの残りを確認。
     ・縦割れが根元近くまで入る、痛み・出血がある場合は施術中止→受診を優先。
  2. プレパレーション
     ・エタノール清拭→プレップで油分除去。
     ・割れ・欠けを広げないよう、先端を“必要最小限”短く整える(往復がけはNG)。
     ・サイドの段差を軽くならして、チップが密着しやすい“平面”を作る。
  3. フィッティング
     ・爪幅に合うチップを選定(大き過ぎは浮き、小さ過ぎは圧迫)。
     ・左右のサイドラインとCカーブに沿うかを確認。浮きが出る部分はチップ側を微調整。
  4. 仮固定(接着)
     ・レジン/グルー、または薄いベースジェルを極少量で、欠けを“埋める”位置に仮固定。
     ・ジェル使用時は仮硬化(数秒)で位置を保持。レジンは点で置き、はみ出しを避ける。
  5. 補強(一体化)
     ・チップの境目をビルダージェル(またはレジン)で“薄く補強”する。
     ・割れ・欠けの境界を必ず跨ぎ、サイドから中央に向けて薄く伸ばす。
     ・必要ならフォームで先端を最小限に延長し、短めのシルエットに整える。
     ・硬化(または完全乾燥)。
  6. 形の調整
     ・未硬化ジェルを拭き取り、スポンジバッファで段差だけをやさしくならす。
    ・サイドラインを最優先に、厚みは中央へ集約。先端は軽く薄く。
     ・長さは日常負荷に合わせ“短め基準”で設定。
  7. 仕上げ
     ・ダスト除去→トップで表面をコート。先端(エッジ)と裏面まで封止。
     ・オイルで保湿し、当日の強い水仕事・衝撃は控える。

コツ(長持ちのために)

・“足し戻し”は最小限が基本。長さを出し過ぎるほど欠け再発リスクが上がる。
・サイドの一体感が寿命を左右。チップの左右端を0.5〜1mm薄くなじませるイメージで。
・境目は“薄い×広い面”でぼかすと段差が出にくい。

よくある失敗と回避策

・境目が浮く → フィッティング不足か接着剤の過多。チップ側を調整し、点で置いて面で広げる。
・厚みが先端に寄って欠ける → 重心が前。中央にアペックスを置き、先端は極薄+封止。
・サイドが波打つ → 削り過ぎ。スポンジバッファ中心で“面を整える”意識に切り替える。
・すぐ外れる → 油分除去不足。プレップを丁寧に、仮固定後の動かし過ぎを避ける。

ホームケアのお願い

・数日は爪先で物をこじ開けない/手袋で水仕事。
・就寝前と朝のオイルで保湿を習慣化。
・負荷が続く時期はスクエアオフなど短め形状にして力を分散。

セルフでやる?サロンでやる?判断基準

簡易の判断基準

・浅い欠け/表層の小さな横割れ/痛みなし → セルフは「応急まで」なら可。
・縦に深い割れ/根元近くの亀裂/強い痛み・出血 → サロン(必要に応じて医療機関)へ。

判断の4ポイント

  1. 割れの位置:先端なら軽傷が多い。中央〜根元寄りは負荷が高く再発しやすい。
  2. 深さ:表面だけか、爪の厚みを貫いているか。深いほどセルフ不可。
  3. 方向:横・斜めは比較的コントロールしやすい。縦割れは悪化リスクが高い。
  4. 痛み・出血:どちらか一方でもあるなら施術は中止し受診を優先。

セルフでできる範囲(応急まで)

・先端の小さな欠け、浅い横割れ、軽いリフトの仮止め。
・使うのは「シルク+透明コート/薄めのベースジェル」などの最小限。
・“短く整える → 割れを跨いで薄く補強→先端封止”の3ステップに留める。
・長さ出し/厚み出し/アクリル操作は行わない(重くなり再破損しやすい)。

サロンで任せるべきケース

ネイルリペアとは?亀裂・リフトを“オフせず”補強する方法と注意点

・縦割れ/根元近くの割れ/幅広いリフト。
・2週間以内に同じ箇所が再発する。
・仕事やスポーツで指先に強い負荷がかかる(強度設計が必要)。
・形を整え直したい(チップラップやアクリルの判断が必要)。

医療機関を優先する目安

・出血、ズキズキする痛み、膿み、爪床が露出している疑い。
・外傷(ぶつけた/挟んだ等)による爪の変色や強い腫れ。

よくある勘違いと注意

・瞬間接着剤を素爪に多量使用 → NG(白化・刺激・二次破損の原因)。
・厚く盛るほど安心 → NG(重心が前に出て欠けやすい)。
・往復がけで削る → NG(割れを広げやすい)。削るなら一方向でやさしく。
・エッジ(先端)未封止 → 浮き・欠けの再発要因。必ず先端までコート。

迷ったら

・先端をほんの少し短く整え、薄く応急補強してサロン予約へ。早めの対処が結果的に時短・低負担です。

リペア後を長持ちさせるケア方法

リペア直後の数日が“持ち”を左右します――以下のポイントを押さえるだけで、再発リスクを抑えつつ、きれいな状態をぐっと長く保てます。

リペア後を長持ちさせるケア方法

毎日の基本

・就寝前と朝にキューティクルオイルをひと塗り(保湿でしなやかさUP)
・ハンドクリームは指先まで。水分→油分の順で重ねると密着が良い
・入浴後・水仕事後はしっかり乾かしてから保湿

形と長さの見直し

・しばらくは“短め・角を落とす”が安全(スクエアオフやラウンド)
・先端の厚みは軽く、重心は中央(アペックス)に置く設計が再発防止に

生活シーン別の注意

・水仕事:ゴム手袋+作業は短時間で区切る
・タイピング:爪先で打たず、腹で押す意識に
・スポーツ/楽器:負荷が強い指は特に短めを維持
・開封作業:缶・段ボールは道具で。爪先で“こじ開けない”

お手入れのコツ

・セルフで整えるときは“一方向だけ”で軽くファイリング(往復がけNG)
・艶落ち・小傷はスポンジバッファでやさしく均してトップで薄くコート
・エッジ(先端)は必ず封止。裏側まで薄く回し込むと欠けにくい

NG行動(再発のもと)

・厚く盛る(重心が前に出て欠けやすい)
・瞬間接着剤の多量使用(白化・刺激・破損拡大の原因)
・オイルを塗らずに放置(乾燥でひびが戻りやすい)

メンテナンスの目安

ネイルリペアとは?亀裂・リフトを“オフせず”補強する方法と注意点

・通常は3〜4週間で全体メンテ。負荷が強い時期は2〜3週間でチェック
・“同じ場所が2週間以内に再び割れる”なら、材料や形状を変更して再設計を

早めに相談したいサイン
・白っぽい浮きが広がる、段差が目立って引っかかる、押すと痛む
・色の変化(緑がかった変色等)や違和感が続く

ネイルリペアについてよくある質問(FAQ)

Q1|オフは必要ですか?

A|基本は“オフせず”に必要な部分だけを補強します。広範囲に浮きがある、内部に水分が入っている等のときは安全のため一部または全体オフを検討します。

Q2|どの方法が一番長持ちしますか?

A|強度だけならアクリルが有利ですが、生活動作や長さ・形との相性で持ちは変わります。自然さ重視ならシルクラップ/ジェル、強度重視ならアクリル/チップラップが目安です。

Q3|費用の目安は?

A|1本あたりの追加メニューになることが多く、方法や状態により変動します。目安は「方法×状態×整形の有無」で決まるため、カウンセリングで確定見積もりをお伝えします。

Q4|所要時間はどれくらい?

A|1本10〜30分が目安です(方法と状態によって前後)。複数本の同時リペアや形の修正を伴う場合は少し長めになります。

Q5|セルフでやっても大丈夫?

A|浅い欠けや表層の小さな横割れの“応急”までなら可。長さ出しや厚み出し、深い縦割れはサロンへ。瞬間接着剤の多量使用はNGです。

Q6|どのくらいの頻度で様子を見ればいい?

A|通常は3〜4週間で全体メンテ。負荷が強い時期は2〜3週間でチェック。同じ場所が2週間以内に再び割れる場合は材料や形状の再設計が必要です。

Q7|仕事やスポーツでよく割れます。対策は?

A|形は短め、角は落として負荷分散。中央(アペックス)に適切な厚みを置き、先端は軽く薄く。必要であれば強度寄りの材料に切り替えます。

Q8|色が変わった/白く浮いてきたら?

A|白い境目の拡大はリフトのサイン。早めのメンテを。緑がかった変色や痛み・腫れがある場合は医療機関の受診を優先してください。

キャリエールネイルスクールならネイルリペアもしっかり学べる!

リペアは“正しい下地づくり”と“必要部だけの厚み”が肝心。東京(新宿立川神奈川(横浜にあるキャリエールネイルスクールでは、基礎から検定対策、現場で使えるアレンジまで、ネイルリペアをはじめとしたネイル技術・知識を段階的に習得できます!

ネイルスクールキャリエール【東京新宿・横浜・立川のネイルスクール】

キャリエールネイルスクールは、フリータイム制を採用し、忙しい日常でも自分のペースで通学可能。

授業は平日、夜間、土日祝日多彩な時間帯(10:30~13:30/14:30~17:30/19:00~22:00)で開講され、お仕事や家事・育児などと両立しやすい柔軟な環境が整っています。

また、JNA(日本ネイリスト協会)認定校として高い教育水準と実績を誇り、経験豊富な講師陣が質の高い指導を提供します。※横浜校はJNA本部認定校、新宿・立川校はJNA認定校

特に、学院長であるJNA副理事長の金子実由喜氏による検定試験対策セミナーが定期的に行われ、丁寧なサポートで多くの卒業生が高い技術力を身につけています。

キャリエールネイルスクール_開業セミナー

【よくある受講ケース】
・サロン勤務1年目:亀裂リペアの時間短縮と再発防止を学びたい
・検定受験者:チップラップの減点箇所を集中的に修正したい
・セルフ派:応急処置まで安全にできる範囲を身につけたい

まずは無料の見学・説明会へ。お電話・フォームのどちらでも受け付けています。日程やレベルに合わせたカリキュラム提案も可能です!ぜひお気軽にお申し込みください。

■説明会は毎日開催中!スクール見学&説明会のお申し込みなど詳しくはこちら
⇒【キャリエールネイルスクール見学・説明会

東京・神奈川のキャリエールネイルスクール見学・説明会

※キャリエールネイルスクールは、東京都内(新宿立川)、神奈川県(横浜)のネイルスクールです。

■通信制のネイルスクールにご興味がある方は、キャリエールネイルスクールの通信講座もおすすめです。

キャリエールネイルスクールの通信講座とは

【JNA認定校キャリエールネイルスクールのネイル通信講座を詳しく見る】

金子 実由喜

この記事の監修者

金子 実由喜

  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)副理事長
  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)名誉本部認定講師
  • 株式会社オーガスタプロデュース代表取締役
  • 公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)副代表理事
キャリエールのスクール見学&説明会を開催中

今なら!!

説明会は毎日開催中!

時間:10:30/11:00/12:00/13:00/14:00/16:00/17:00/18:00/19:00/20:30

※日程に関しては、ご希望にそえない場合もあるためご了承ください。