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ジェルネイルって何?セルフネイラー必読の5大メリットと注意点、マニキュアとの違いを解説

ジェルネイルとは?マニキュアとの違い、セルフネイラー必読の5大メリットと注意点を解説

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ここ数年でセルフでもトライする方が増えている印象の「ジェルネイル」。一般的なマニキュア(ネイルポリッシュ、ネイルエナメル、ネイルカラー)と比べてツヤやプックリ感が出やすく持ちも良いので、人気が年々高まっています。

ですが、「実はジェルネイルとマニキュアの違いがよく分かっていない……」「ジェルネイルって自爪に良くないの?」「セルフでジェルネイルって本当にできるの?」など、ジェルネイルについての疑問や不安の声は少なくありません。

そこでここではジェルネイルについて注目し、メリット・デメリットやマニキュアとの違いなど、詳しくご説明します。

ジェルネイルとは?

ジェルネイルとは、樹脂製のジェルを自爪に塗った後、ライトに当てて固めるネイルのこと。紫外線(UV)が出る専用のUVライトや、LEDライトを使用してジェルを硬化させます。

ジェルネイルとは

ジェルによる艶やかな仕上がりが得られるほか、耐久性が高く長持ちすることも特徴です。

ジェルネイルとマニキュアの違いは、自然乾燥させるマニキュアに対し、ジェルネイルは専用のライトで硬化させるという部分。そのため、マニキュアは完全に乾くまでに時間がかかってしまいますが、ジェルネイルなら短時間で完全に固まるため、すぐに手先を使うことができます。

また、マニキュアではそこまでの厚みは出せませんが、ジェルネイルは粘度が高く、ぽってりとした贅沢な仕上がりになるという違いもあります。

なお、ジェルネイルはネイルサロンで施術してもらうイメージがあるかもしれませんが、ここ数年でセルフネイラーも増えてきています。

セルフジェルネイルの施術に必要な道具は一般の方向けにも販売されており、色や質感のバリエーションも豊富な点に人気が集まっています。

※ジェルネイルには、大きく分けて「ソフトジェル」と「ハードジェル」の2種類があります。一般的にジェルネイルというと「ソフトジェル」を指し、一般の方がセルフで施術するジェルネイルも「ソフトジェル」にあたります。

■ソフトジェルとハードジェルについて詳しくはこちら
ソフトジェルとハードジェルの違いまとめ|メリット・デメリットを見極めて選ぼう!

ジェルネイルの5つのメリット

近年ますます注目が集まり、トレンドを追いかける人が絶えないジェルネイル。そんなジェルネイルの人気の秘訣とは、いったいどのようなところにあるのでしょうか。

ここでは、ジェルネイルのメリットを5つご紹介します。

キレイな仕上がり

ジェルネイルのメリットといえば、仕上がりのキレイさです。樹脂でできたジェルは透明度が高く、カラージェルで仕込む色や質感がよく映えます。

マニキュアにはない光沢感や厚みを出しやすく、ホログラムやラインストーンといったパーツもキレイに乗せられ、しっかりと硬化することができます。

マニキュアと比較してセルフで塗るのにはコツが必要ですが、慣れると安定した仕上がりが得られるでしょう。

デザインの種類が多い

デザインの幅が広いことも、ジェルネイルで見逃せないメリットの一つ。ワンカラーでも何百色とあるうえ、混ぜて好きなカラーをつくることもできるため、もはや無限大です。

ジェルネイルのメリット

パーツをのせたりグラデーションにしたり工夫すれば、シンプルで大人上品なフレンチネイルから、おしゃれなミラーネイルやマグネットネイルまで思いのまま。

春や夏っぽいネイルや大人かわいい水滴ネイルなども叶うため、凝ったデザインにしたい人にぴったりです。

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セルフネイルの種類とやり方【初心者必見】|簡単なワンカラーや今っぽい塗りかけネイルなどデザインも紹介

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ネイルの持ちがよい

ジェルネイルには、長持ちするというメリットもあります。ベース・カラー・トップと3層に重ね、それぞれライトで硬化して丁寧に仕上げるため、完成してから3~4週間持つのが一般的。

耐久性に優れており、マニキュアのように入浴や指先の衝撃などですぐ剥げてしまうということもありません。

もし根元が伸びてきたりジェルが浮いてきたりした場合は、ある程度途中で修復することもできます。約1か月、お気に入りのデザインを楽しめるのがうれしいポイントです。

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自爪の補強に繋がる

爪の補強に役立つこともメリットの一つです。耐久性の高さは持ちをよくするだけでなく、自爪をトラブルから守ってくれる役目も果たします。

強度の高いベースジェルを選べばなお心強く、色のついていないクリアジェルを塗ればネイルカラーに制限のある場合のお仕事ネイルにもぴったりです。

ただし、爪が薄すぎる場合などは、一度ネイルサロンで相談してみるのが無難です。ジェルネイルを続けるとかえって自爪にダメージを与えるおそれがあるため、キューティクルオイルでの保湿を徹底しつつジェルネイルを一旦おやすみして、まずは自爪を健康にするところからはじめるほうが良い場合もあります。

乾くスピードが早い

ジェルネイルのメリットとして、硬化する時間が短くて済むということも挙げられます。

専用のライトでジェルを1層ごとに硬化すれば、各数十秒~1分程度で硬化して完成です。マニキュアのように自然乾燥させているうちに、どこかに当たってよれたり剥げたりするリスクもありません。

ジェルネイルのメリット

キレイに塗ったネイルを素早く硬化して快適に過ごしたい人や、いつもマニキュアが乾くのを待てないという人ならジェルネイル一択でしょう。

ジェルネイルを行うときの注意点

バリエーションが豊富で長持ちなど、メリットがたくさんあるジェルネイル。一方、挑戦するなら覚えておかなければならないデメリットもあります。

ここでは、ジェルネイルを行うときの注意点を4つチェックしていきましょう。

爪への負担がかかる

ジェルネイルの注意点といえば、自爪への負担がかかるということです。ジェルネイルの工程には、ジェルの密着度を高めるために自爪を削るサンディングという作業があります。

さらに、ジェルをオフするときもネイルの表面を軽く削らなければなりません。

とはいえ、自爪をいたわりながらジェルネイルを楽しむことはできます。

ジェルを付け替えるときは無理やり剥がさず、丁寧にオフするのがおすすめ。さらに負担を軽減するために、サンディング不要のジェルや、ベースジェルだけを残して削るフィルインという技法に目を向けるのもデメリット回避のコツです。

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アレルギーを発症する可能性あり

ジェルネイルをすると、アレルギー症状が出るおそれがあるのも注意点の一つ。初期症状としては、腫れやかゆみ、痛みが出たりするほか、水泡ができる可能性も否めません。

原因はさまざまで、ジェルネイルに必要な薬剤やライト、ジェルに含まれる成分が引き金になるといわれています。

ジェルネイルのメリットデメリット

ジェルネイルアレルギーはいきなりみられることもあり、発症したらただちにネイルをオフして皮膚科を受診しましょう。

治し方としては、塗り薬を使用しながら様子を見ていくのが一般的。放置すると悪化してしまうケースもあるので要注意です。

ネイルオフには時間と手間もかかる

ジェルネイルのオフには自爪への負担だけでなく、時間や手間もかかることが注意点の3つ目です。

ネイルファイルで表現を削ったあとは、リムーバーを染み込ませたコットンを各爪に置き、アルミホイルを被せて数分放置するのが一般的。

そのあと、ふやけたジェルを剝がしたり、自爪を保湿したりといった手間もかかってきます。リムーバーで落とすだけのマニキュアと違って、ネイルオフにかかる時間を多めにとっておかなければなりません。

※ジェルネイルは、絶対に強引に剥がさないでください。自爪まで傷めてしまうリスクがあります。

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セルフジェルネイルは道具を揃える必要がある

セルフでジェルネイルをする場合は、道具を揃える手間がかかるというのも注意点。必要最低限のアイテムだけでもジェルや硬化用のライト、オフするためのリムーバーやネイルファイルなどが必要です。

セルフジェルネイル

道具の種類も豊富で、自分に合ったものをリサーチするのも一苦労。さらに、購入後に収納するスペースも確保しておかなければなりません。

理想のジェルネイルを叶えたいならサロンへ

ジェルネイルのメリット・注意点を踏まえたうえで、やっぱりしてみたいと思うならネイルサロンに行ってみましょう。

プロのネイリストが施術してくれるため、クオリティの高い仕上がりが期待できます。ジェルネイル初心者にもサロンネイルはおすすめです。

理想のジェルネイル

サロンで施術してもらうときは、担当ネイリストに理想のイメージをきちんと伝えることが大切。ジェルネイルのパターンは無数にあり、意思の疎通ができていなければ、思い描いていたのとまったく違う仕上がりになりかねません。

デザインや色味が明確に分かる写真を用意しておいて、それを見せながらオーダーすると失敗が少ないでしょう。

サロンでの施術時間&範囲をチェック

サロンでかかるジェルネイルの施術時間は、一般的には約1時間半から2時間です。オフを含め、シンプルなデザインであれば約90分、複数の色を合わせたりアートをしたり凝ったものなら約120分に設定しているサロンが多いでしょう。時間に余裕を持って予約してください。

また、ネイルのプロによるサロンでの施術なら、短い爪や深爪でもキレイに仕上げてもらえるのが魅力。引き受けてもらえるかはサロン次第ですが、白いところが1mm程度あれば大丈夫といえます。

ただし、炎症など爪やその周辺の肌にトラブルがある場合は、断られるケースが多いため注意しましょう。

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手軽に楽しみたいならセルフジェルネイルを

なるべくコストや時間をかけずに楽しみたいなら、セルフジェルネイルがぴったりです。セルフで行う人は年々増加傾向にあります。道具を一度揃えてしまえば、比較的コストを抑えることできるのも人気の理由です。

セルフジェルネイルに挑戦するなら、基本として以下の道具が必要となります。

・ジェル
・硬化用ライト
・ジェル塗布用の筆

<オフ・プレパレーション(下準備)用>
・ネイルファイル(爪やすり)
・リムーバー
・コットン
・アルミホイル
・ウッドスティック

ジェルはベース・カラー・トップの3種類があればベストですが、クリアネイルにするならカラージェルはなくても構いません。

硬化用ライトはUVライト・LEDライトの2種類があるため、使用するジェルに合わせて選びましょう。筆でうまく塗れるか心配なら、マニキュアと同じハケ付きのタイプを試してみるのもおすすめです。

セルフジェルネイルがはじめてなら、必要な道具が一通りセットになったキットもあるのでチェックしてみましょう。

【セルフジェルネイルの基本的な手順】

ジェルネイルを施すための一般的な手順は、以下の通りです。

①甘皮の処理を行い、爪の形や長さを調整する。
②サンディングを施し、爪表面に微細な傷をつけることでジェルの密着を高める(ただし、ジェルのタイプによってはサンディングが不要なこともある)。
③ベースジェルを塗布し、専用のライトで硬化させる。
④希望のカラージェルを塗布し、硬化させる。これを数回繰り返し、望む色やデザインを作り上げる。※この工程で、アートやストーンの装飾を施す。
⑤トップジェルを塗り、全体を専用のライトで再度硬化させる。
⑥硬化しなかったジェルを拭き取る(一部のジェルは未硬化ジェルが残らないタイプも存在する)。
⑦キューティクルオイルを用いて、爪とその周囲の保湿を行う。

これらの手順は、プロのサロンでも自宅でのセルフケアでも基本的に変わりませんが、使用するジェルの種類によっては手順に違いが出ることがあります。

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お手入れしながらデザインチェンジも可能

セルフジェルネイルはサロンで施術してもらうよりクオリティは劣るものの、中間のケアをきっちりするとよりキレイな状態を保てます。

完成から1週間経ったら、ネイルが浮いていないか要チェック。自爪との間に隙間があると自爪にダメージが及ぶおそれがあるため、やり直しを検討してください。

2~3週間後には、伸びてきた根元にジェルを重ねて修復を。デザインが変わることによって、気分も変わるためおすすめです。長さが気になる場合は、ネイルファイルで削って調整しましょう。

※ジェルネイルと自爪の隙間に湿気がたまることで緑膿菌が繁殖し、グリーンネイルになる場合があります。詳しくはこちら
放置NGなグリーンネイルとは?セルフの対処法や治療・予防まで

ジェルネイルとは、ワンランク上の爪先のおしゃれ!

光沢感あふれる仕上がりで、多くの人を魅了してやまないジェルネイル。見た目のキレイさのみならず、持ちのよさ乾くスピードの早さ自爪の補強に繋がることもメリットです。

ただし、爪への負担や時間、手間がかかるという注意点が。セルフで行う場合、道具を揃える必要があり、選ぶ労力や収納スペースの確保がマストです。

それでも、マニキュアにはないワンランク上の爪先に仕上げられることは大きな魅力。サロン・セルフのうち、自分に合った方法でジェルネイルを楽しみましょう。

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※キャリエールネイルスクールは、東京都内(新宿・立川)、神奈川県(横浜)のネイルスクールです。

金子 実由喜

この記事の監修者

金子 実由喜

  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)副理事長
  • NPO法人 日本ネイリスト協会(JNA)名誉本部認定講師
  • 株式会社オーガスタプロデュース代表取締役
  • 公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)副代表理事
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